
人生百年時代、一生現役第一線、なんて言うが、
実際に還暦を過ぎてみると、これからの人生は、
色んなことを終わらせてゆくためにあるんだなあ、
と思ったりする。
というのも、40代50代の頃とは違い、60代って、
少しづつ第一線から外れてゆく年代なのだと思う。
仕事だって、いくら外見が若々しく見えても、
年齢で撥ねられ、正社員として雇ってはもらえないし、
アパートだって借りられなくなる。
若い子と恋愛しようと思ったって、実際には無理だ。
認知機能や身体機能だって衰えてゆくし、
ずっと一緒にいると思っているパートナーも、
いつ体を脱いでもおかしくない時期に突入する。
僕の場合、結婚もせず、子供もいないので、
生涯おひとりさまでいる確率が非常に高いし、
全てを曝け出せる大親友、みたいな友人もいない。
そんな僕が、これからどういう風に、
歩んできた人生に決着をつけ、終わらせてゆくか、
と考えた時、やはり、一番大切なのは、
終わってゆくことに抵抗するのではなく、
今触れ合っている環境、今触れ合っている人たち、
今見えている、ありのままの様子を通じて、
それをいさぎよく〝終わらせてやる〟ことなのだな、
と感じている。
そう言う意味で、今回の夢の終盤がどうなるのか、
楽しみながら見届けたいと思っている。