約三週間ぶりに筋トレを再開した。
今回入会したゴールドジムでは、
Tシャツと、短パンと、シューズと、タオルが、
全てその場でレンタルできるコースにしたので、
いつでも手ぶらでジムへ行き、トレをしたあと、
手ぶらで出てこれるのだ。
この日は、久しぶりのトレということで、
体慣らし程度の軽い重量しか挙げなかった。
数キロの小さなダンベルで背中や肩を鍛えた。
やはり、ゴールドジムはマシーンの数も多く、
フリーウェイトエリアも充実していて、使いやすい。
ただ香港のクールなスタッフに慣れているせいか
常にニコニコ顔の礼儀正しいスタッフさんには、
少々戸惑いを感じてしまう。
(戸惑うと言えば、横断歩道を渡る際、日本では、
車の方が止まって待っていてくれるんだね)
そんな感じで、ようやく手続き関係も終わり、
今はゆったり日本の生活を楽しんでいる。
(高齢の母がいるので、昼間は外出するが、
夜は7時には家に戻る毎日)
香港から戻ってまだ1か月経っていないのに、
競馬場をランニングしていた日々がもう、
一年くらい前の事のように思える。
以前の僕だったらたぶん、
スーツを着て颯爽と歩いている人たちを見れば、
何だか取り残されたような焦燥感を感じて、
すぐに就活とかして行動を起こしていただろうが、
いまは、この瞬間瞬間に赦され切っていく営みを、
ただ普通に、生きている。
そうして、起こることは起き、出会う人には出会う。
これまでだって、こうやってやってきたのだ。
あの時、ああしていれば、もっとこうなってたかも
という思いが湧いてくることもある。
しかし、
あの時にああすることなんてあり得なかった、
と、いまなら解かる。
僕らはずっと、
瞬間瞬間が決着しきったその時を生きてきた。
そして、今この瞬間もそうやって生きている。