月曜から新年度が始まる。
僕はもう会社員ではないので、予算や、目標設定、
などとは無縁なのだが、三月も終わろうとしており、
このままでは、何が何やらわからないうちに、
ずるずると、時間だけが過ぎてゆくと危惧した僕は、
これまで会社のためにやっていた年度設定を、
今度は自分のためにやってみよう、と思い立った。
で、エクセルを駆使して色々やってみることにした。
まず、今年度の損益計算表と資金繰り表を作った。
来年の3月末時点で、いくら赤字(または黒字)になり、
手元にいくらの現金が残るのかを計算してみたのだ。
最初、必要な経費を好きなだけガンガン入れてゆき、
そこから、去年の実績や、自分の性格を鑑みながら、
削減できるところをどんどん削ってゆく。
結果、QVC(TV通販)での衝動買いが多すぎる事と、
海外旅行費が経費を圧迫していることが判明した。
逆に、飲み代(交際接待費)はかなり減っており、
スピに使うお金(研究開発費)もほぼゼロとなった。
資金繰り的には、かなりビミョーな感じではあるが、
自分で少しでも違和感を感じることはやらない、
その物の使命を全うさせてやれないものは買わない、
をモットーに慈しんでお金を使って行くことを決意した。
それから、KPI(生産目標指標)の原理を使って、
今年度の目標を設定してみた。
KPIは、全国の企業で採用されている設定ツールで、
大きな目標を達成する為に今何をするかを見てゆく。
僕の場合、大きな目標は、今書いている小説の、
中国語版と日本語版の最終稿を完成させることと、
新作の日本語版第一稿を完成させることなので、
それを基にして、一週間のルーティンを設定してゆく。
火水木の午後が授業で、金曜の午後が筋トレ、従って、
銀行や病院や実家や役所関係など、様々な雑務を、
月曜のごごにあてることができることが分かった。
そうなると、午前中一杯寝ていても問題はないので、
平日の深夜零時から4時までを創作の時間にあて、
土日は完全フリーにしても、目標は達成できる計算だ。
会社にいた時は、無理に(嫌々)やらされていたことが、
自分の人生に使ったら、すごく役に立つことが判った。
しかし、この通りに実行してゆく必要はない。
ただ、最初に向かう方向性を明確にすることで、
日々を丁寧に生きてゆくことができるのだ、と思った。
そのあとは、忘れてしまっても一向にかまわない。
また、これって、バリバリ自分で考えてやってるやん、
全然、聖霊兄貴に全てを委ねてないやん、
と思われる方もいるかもしれないが、そうではない。
僕の場合は、すでにこういう性格(設定)なのであり、
これでもう、自分では何もしなかった結果である。
逆に、もともと大雑把で、猪突猛進タイプなのに、
キチッとやらねば、と会社や家庭などで、
無理に周囲に合わせて頑張ってたりするほうが、
持って生まれた自分の設定に抵抗している、
と言える。
とまあ、うだうだ書いてしまったが、結局、
〝自分に似合わないことをやっている〟ことが、
本質に抵抗していることになる、と言いたかった。
というわけで、おやすみなさい。