今日は1日ずっと家でお籠りをしていた。
小説を書かなければならないのに、またうだうだしているうちに1日が終わってしまった。
夕方、裾上げをお願いしていたスラックスを取りに、2階建てバスに乗って、
ノースポイントまで出かけて行った。
前方に古い大きなアパートが見えたとき、
この中で、一体何人ぐらいの人が暮らしているのだろう、と思ったが、
すぐにそれはでっち上げだと気付いた。
見えている世界以外に世界はない。
さようなら、と友達と別れた瞬間、友達は記号に戻っている。
もう自分が感じたいように感じたい、という欲望を放棄する。