香港さんといっしょ! 奇跡講座(ACIM)と純粋非二元

欲望都市香港で奇跡講座を実践中。今回を最後の生にするための日常を綴っています。

崩壊の日

久々に香港事務所へ行ってみたら、事務所のあるビルの前がえらいことになっていた。

ここネイザンロードは、香港名物でもある派手なネオンサインの看板でおなじみの通りだ。

しかし、この日は、道路が封鎖され、大勢のデモ隊の人や警官たちでごった返していた。

見れば、制服を着た高校生たちが、自分たちが汚した道路を、ほうきや塵取りを持って

掃除して回っている。ちょっと感動。

これまで、株やFXやマンションの転売などで、楽をして大金を手に入れることしか

考えてこなかった香港人の意識が、若者を中心に変わりつつある。

そして、ちょっとでも情勢がヤバくなれば、とっととカナダやオーストリアへ

逃げようと、常によーいドン、の姿勢で毎日を過ごしていた彼らが、

ここへきて〝自分たちはここでやっていくんだ!〟と腹をくくり始めたのだ。

ひょっとして、これは僕の赦しが進んだから、様々なものが解体されていっているのか?

はは。まあいい。そういうことにしておこう。


大陸のふぁちゃんに今回のデモの事を尋ねたところ、

中国のメディアでは一切報道されていないらしいが(昨日から英国BBCも遮断された)、、

進捗状況を逐一記したチェーンメールが回って来るのだという。


↑香港上海銀行のガラスの壁に貼られたメッセージの数々。


昼休み、ジムへ行こうとしたた、ジムも銀行も閉まっていた。

仕方なく、近くで働いている友人とお茶をする。

途中、友人の連れで、香港を旅行中という30代半ばくらいの日本人男性も合流してきた。

この人、どうでもいいけど…、が口癖の人で、

相手が何かの話題について話すと、即行 「そんなことはどうでもいいんだけど…。」

と、ひとこと付け加えてから自分の話をする人だった。

「こうこうこういう理由で転職を考えてるんだけど。」と友人が言うと、

「まあ、そんなことはどうでもいいんだけど、俺も会社を追い出されたんだよね。」と答える。

「日本ではどんな仕事を?」と僕が訊けば、

「旅行関係。まあ、どうでもいいけどね…。」となる。

「セントラルのどこどこのヤムチャがおいしいんだって。」と友人が話すと。

「ああ、そのことはどうでもいいんだけど、昨日食べたなになには美味かったよね。」

とまあ、全てにおいてこんな感じなのだ。


すごい!

よくこれで、30何年間もやってこれたもんだ、と、彼を前にして僕は新たな感慨を覚えた。

ただの口癖なのか、それとも意図的にやっているのかは定かではないが、

僕には無意識に出てくる罪悪感、もしくは上がってくる罪悪感を

抑え込もうとする行為のように見えた。


「ええー。俺の中に、こんなものが、あったのかあ!」と、感動しながら相手と対峙する。

乙女ののりちゃん曰く、僕はかなりの他責型らしく、

自分の中にある汚いものはすべて、外側に追い出し、投げつけてしまうタイプなのだという。

自分の家の中はピッカピカだが、玄関のドアを開けて外へ出れば、掃き出したゴミが満載、

ということらしい。どおりでお籠りが大好きな筈だ。


ということは、彼は自分の罪悪感の投影でもある。つまり、自分の一部なのだ。

あると思っている罪悪感を外に出して、僕に見せるためにだけ顕れている彼なのだ。

関わらない、とは、この人を避けてその場から立ち去る、と言う意味ではない。

なんだこの人!と思っている自分も含めて実在ではないと、ただ、赦す。

意味を与えず、ぼーっと、〝ひとり妄想映像〟を見ながら、じっとしているだけ。

あとは兄貴の仕事だ。


目に映るものは全て嘘っぱちで、ただ赦すだけだ、

という見え方を真に感じてからは、現実でシャカシャカしなくなった。

これまで、わーわーとよくしゃべり、お前は上沼恵美子か、というくらい、ハレ師匠に、

様々なツッコミを入れまくっていた僕が、この数日、ニヒルで虚無的になりつつある。

放心したように、ぼーっと、アンニュイな表情でこの〝でっち上げ映像〟を見ていたりして、

我ながらちょっと引く。


明日は広州日帰り弾丸ツアー。

またどんなひとり芝居を見ることになるのやら。

もう、映像からの赦しを兄貴に渡すことしか考えていない今日この頃なのだ。