香港さんといっしょ!ー純粋非二元で目醒めを生きるー

欲望都市香港で覚醒した意識で生きることを実践中。今回を最後の生にするための日常を綴っています。

夏至の日は上海で…



昨日の夏至の日は上海で過ごした。

昨日は移動だけで、仕事がなかったので、

ゆったりとした気持ちで夏至の日を過ごせた。


いつもモラー邸にばかり宿泊するのも芸がないので、

今回は伊梨街にあるデザイナーズホテルに泊まった。

ここは日本企業がもっとも集中している地域で、

街の至る所に炉端や居酒屋などの日本料理店や、

日本と全く同じ品ぞろえのスーパーなどがある。

街には一目で日本人と分かるおっちゃんたちが、

集団で歩く姿が見受けられ、

一瞬日本に来たような錯覚に陥ったりする。


食事をしようと、一棟丸ごと日本食屋という

新小浜ビルを覗いてみるが、炭水化物系ばかりで、

糖質抜きダイエット中の僕が食べられるものがない。

それに、なにより高い!高すぎる!

普通のしょうゆラーメンが1800円もする。

スーパーも見て見るが、ここもすんごく高い。

東京の水〝いろはす〟が1本320円に、

大福餅が一個800円、

二ベアの乳液が3600円もしている。

こんなの一体だれが買うんだろう。


結局、ホテル近くの食堂で牛肉だけ焼いてもらい、

部屋へ持ち帰って食べた。

本当は本屋さんとマッサージへ行く予定だったが、

夕食後に急激な眠気に襲われ、

そのまま朝まで爆睡してしまった。


あくる日は上海事務所で仕事をした後、

お昼から会議のため、弁護士事務所へ向かった。

1時から始まった会議は2時半に終わり、

それから、社用車で空港へ向かい、

夕方のフライトで香港へと戻ってきた。


1時間半のためにこの移動距離は、

ちょっといかがなものか、と自分でも思う。

費用対効果、なさすぎ。


しかし、出張で長い距離を移動するたびに思うのだ。

自分は、なんて、こんなにも、

他人を憎悪しているのだろう、と…。


飛行機の座席のひじ掛けを占領する隣の乗客。

タクシー乗り場で、長蛇の列に並ぶ人たち。

横並びでエスカレーターに乗っている二人組。

イヤホーンを付けず、音声垂れ流しのまま、

スマホで映画をみている女。

ホテルで客室の扉を開けたまま行き来する中国の人。


小さな〝なんだ、こいつ!〟の中に、

大きな〝こんなやつ、死ねばいいのに〟

が隠されている事に気づく。


↑タクシーに並ぶ人々。こんな風景にも憎悪が…。
二度と会わない人たちだからこそ、なんの容赦もなく、

心の中で、思う存分、嫌える。

また、通り過ぎてはすぐに忘れ去られるため、

それが憎悪であることにさえ気づかない。


そう言う意味では、

旅というのは本当に赦しどころが満載だと思う。

『神の使者』でも「行動しなさい。」と書いてあるが、

やはり、動くと必ず、沈殿物が浮き上がるように、

隠ぺいしていた憎悪が出てくるのだな、と実感する。


スタバで自分の飲み残しを片付けずに去った人を

見たときに感じる〝なんだ、こいつ〟と、

自分を攻撃してきた人に対する強烈な憎悪は、

感じ方の差こそあれ、全ては同じ罪悪感を根源とした、

無意識の殺意からきている。

沈殿物の浮き上がり方に差があるだけだ。


これ、全部ウソだ。

罪も、世界も、元からなかった。、

先日の〝柏木由紀光の人型事件〟以来、

肉体がサイボーグのロボットのように見えだした。

兄弟はこの中にはいないんだ、と、

本気で確信できるようになってきている。

(まだ、100%ではないけれど…。)

帰りの飛行機が遅れたので、

空港のバーでワインを飲みながら、

ジンジャータウンの推敲をして過ごした。


機内でもワインをしこたまお代わりして、

かなり酔っ払ってしまった。

千鳥足で家路についた僕であった。