この返還記念日の3連休中、
家で、ひとりデイヴィッドまつりをしていた事もあり、
意識はまだ〝あっち〟へ行ったまんまである。
これ全部、自分を騙すための嘘なんだ、と、
ありありと自覚しながら、業務メールに返信したり、
電話で誰かと話しをしたり、サインをしたりしている。
絶え間なく出てくる意味づけや判断も、
自分は欺かれているのだ、と認識しつつ、
ろうそくの炎のような聖霊とともに、
それらを神に捧げてゆく。
ただ、デイヴィッドのように、
聖霊の指示があるまで絶対に動かない、
100パー完全聖霊にお任せ、とはいかない。
それでも、僕の場合、委ねれば委ねるほど、
幻想が削除されてゆくので、
本当に聖霊の機能は果たされていると、
聖霊への信頼が強化される。
↑閉鎖される店舗に押し寄せる利用者の人たち
そんなとき、香港のヤフーニュースで、
今、僕が通っているフィットネスジムの管理会社が、
近々、清算手続きに入ることを知った。
香港内にあるいくつかの店舗のうち、
すでに2店舗が今日から営業を停止するのだという。
僕の会員権は去年の9月に更新したばかりで、
まだ1年以上残っている。
しかし、別の大手フィットネスチェーンに統合される
という噂もあり、そうなれば、事務所近くのジムが
利用できるようになるかもしれない。
さまざまな意味づけ、損得の算段などが通り過ぎる。
だが、もう、
〝聖霊さん、お願いしまーす…。〟
と、聖霊の光を、自分の個人的な生活の方へ
持ってくるようなことはしない。
よりよい人生、よりよい日常、よりよい調和、
やってくる全ての想いに意味を見いだせなくなった。
自分はいま、
こんなことを思っている自分のことが自分なのだと、
騙されているのだ。
コーヒーもう一杯飲もうかな。
このメールにはどう返せばいいか。
仕事を終えたあと、どこへ行き、何を食べようか。
これらのことに一体何の意味があるのか、
と腑に落ちた時、もういいや、と、今だけに集中し、
全てを明け渡すことができた。
全てを委ねられなくてもいい。
その意志があるか、その覚悟があるか、
それだけでいいのだ。