以前から水漏れしていたリビングのエアコンが、
何度修理しても直らないので、今回大家さんが、
新品に買い換えてくれることになった。
それで、金曜日と土曜日の二日をかけて、
エアコンの取り外しと取り付け工事が行なわれた。
そのため、僕は金曜に休暇を取った。
👆 ドリルを持った弟弟子はこの後トイレへ行ってしまい、
親方の怒りを買うことに…。
先ず、一日目は、
搭棚と呼ばれる竹と紐を組んた足場を作りに、
師傅(親方)、師兄(兄弟子)、徒弟(弟弟子)、の、
三人組がやってきた。
この竹を使った足場は、香港独特の手法で、
技術は親方から弟子へと受け継がれてゆく。
外での作業は全て、命綱を付けた親方がやり、
中から弟弟子が、親方に竹の棒を手渡してゆく。
しかし、弟弟子が勝手にトイレへ行ってしまい、
代わりに、兄弟子が、えらい叱られていた。
この様子を見ながら、
師弟関係ってなんかいいな、と思った。
👆 手前の太っちょが弟弟子
二日目には、別の部隊が、古いエアコンの取外しと
新しいエアコンの取付けにやってきた。
彼らもまた、師傅、師兄、徒弟、の三人組だった。
取付けは親方がやり、それを兄弟子がサポートし、
弟弟子が部品や工具などを揃える。
だが、これがもう、めまいがするほど大変だった。
古いエアコンを取り外す際には、
エアコンから真っ黒い水が床や壁に飛び散り、
新しいエアコンを取りつける際には、
壁を水で濡らさずに電気ドリルで穴を開けたため、
その粉塵が家中に充満し、結果、いたるところ、
ホコリだらけになってしまったのだ。
二時間ほどでエアコンの取り付け工事が済み、
親方たちが帰った後、ひとり、掃除にとりかかった。
まずはほうきで、床に散らばるごみを掃き集め、
次に掃除機をかけてから、モップ掛けをした。
雑巾で、家具や、棚や、電気製品を拭きまくり、
食器も全部洗いなおした。
自分で家の掃除をしたのは何年振りだろう。
やっても、やっても、きれいになった気がしない。
なんか、色んな所がざらついている感じがする。
で、ある程度きれいになったところで、力尽きた。
最後は、シャワーで自分を洗い、フィニッシュ!
blog.hoshitani-shusaku.com
でも、新しくなったエアコンは至って快適である。
大家さんも本当によくしてくれて感激だし、
来てくれた親方たちもプロの仕事をしてくれた。
聖霊が、J兄貴が、彼らになって助けてくれた。