3か月に一回香港で開かれる宝石展覧会。
今回も行こうと思っていたが、結局昼過ぎまで寝てしまった。
ちょうど今朝、ベトナムで宝石加工の仕事をしている友人佐藤さんが夢に出てきた。
なぜか彼と一緒に日本の実家で酒を飲んでいる、そんな夢だった。
いつも僕がデザインした下手なイラストをもとに、ペンダントや指輪を作ってくれる。
毎回香港の展覧会場で彼と待ち合わせ、
一緒にブースを回りながらデザインに合った石を購入するのが定例となっていたが、
最近はちょっとご無沙汰だ。
モノに対する興味が薄くなりつつある。
食べ物も服もあんまりほしいと思わないのだ。
こだわる気持ちもなくなってきている。
インド人のブースで買うことが多いが、佐藤さんが値段交渉してくれる。
佐藤さんがいなければ、きっと毎回とんでもない値段で買うことになっているだろう。
彼曰く、工場から出荷された価格が1万円だとすると、それが銀座ジュエリーマキ
などに並ぶ頃には20万円〜30万円くらいになっているそう。
しかし、毎回出来上がってくる作品にハートの光を見る。
昼からはずっと家で〝ジンジャータウン〟の続きを書いて過ごした。
書いて、と言ってもうだうだしては1行書く、という感じだ。
途中で稲垣足穂先輩の『一千一秒物語』を読む。
なんでこんなすごい文章を書けるのだろう。
あっ、ビザの宅配が来た。
今日はこのまま、うだうだの1日だ。