↑ もうすぐ夏。早速ペリエとライムを買ってきてモヒートを作成
通いのお手伝いさんのチョイ姐が、初孫の誕生で福建省の田舎に帰っているので、
今月いっぱい掃除、洗濯、買い物、を全部自分でしなければならない。
まあいいか、と放っておいたら、家がだんだん汚くなってきた。
まず洗濯。なるべく2週間に1回で済むようにしたいので、
「まだ夏じゃないし、汗もかかないし…」と、パンツは2、3日連続ではくことにした。
ワイシャツもアイロンがけが分からないので「まあ、別に誰が見るわけでもなし…」と、
皺くちゃのままで会社へ出勤。
ケリーからクリーニングに出せ、と言われたが、
クリーニングに出したら出したで、取りに行かなければならないので、それもまた面倒だ。
掃除に至っては、掃除機をかける手間を省こうと、会社から戻ったその足で、
穿いている靴下の底を水で少し濡らし、今日はリビング、明日は寝室、という風に、
立ったままスケートを滑る要領でフローリングの上をごしごししながら移動する。
滑り終えると汚れた靴下を脱ぎ、洗濯機へポイ。
水を買ってきてくれる人もいないので「まあ、死ぬわけじゃなし…」
と水道の水をそのまま飲んでいたら、昨日の深夜、急に胃が痛くなった。
きゅうきゅうとしくしくの中間ぐらいの痛さで、我慢できないほどでもないが、
すやすや眠れるほど軽くもない。
すぐに聖霊兄貴にこの痛みを委ねる。
「この痛みを正しいハートのエクスタシーに修正してください」 とお願いする。
な〜んてことはせず、即行胃薬をさがして飲んだ。
ブスコパンという胃痙攣を抑える薬。
多分、寝る前に、一人モヒートパーティーをしたせいかもしれない。
そう言えば、学校で用務員をしているというチョイ姐の旦那さんから貰った
ミントの鉢植えを、洗わずにそのままモヒートに使用した。
薬が効いてくるまでの間、あると思い込んでいる痛みを注視してみる。
体の中心がしゃんしゃん痛みで揺らいでいる。
肉体はないはずなのに、うわ、こんなにいたーい。
うええ、いたーっ。
今度はちゃんと兄貴に全てを渡す。
誤って付け加えられた要素を解体し、清浄なハートのひゅんひゅんに評価し直してもらう。
普段感じている悦びのひゅんひゅんを今の痛みにだぶらせてみる。
目を閉じ、光の海を見る。(去年から目を閉じると光が広がるという現象が続いている)。
痛みがなりをひそめ、いつもの感覚に戻った。
ああ、くすりが効いてきたんだ、と分かる。
が、同時にすごく幸せな、何もかもに感謝したいような気分に襲われた。
涙が出そうなこの感覚。これは決してクスリが効いているからではない、と確信できた。