昨日早く寝たせいか、今日はなぜか朝の5時半に目が覚めた。
何週間振りかでジムへ行こうと、支度をして家を出た。
アパートがマウント・パーカーという小高い山の中腹に建っているため、
普段はミニバスと呼ばれる16人乗りのバスでふもとへ降りる。
しかし、バスの始発が7時のため、散歩がてら歩いて丘を下ることにする。
蝉の鳴き声を聞きながら緑の小徑をゆっくりと歩く。暑さがとても気持ちいい。
早朝6時のジムは人影もまばらで、全てのマシンを自由に使えた。
1時間ほど集中的に胸を鍛える。ずっと怠けていたせいか、これまで挙がっていた
60kgのダンベルが挙がらない。筋量もだいぶ減ってしまった。
あんまりやる気がない。ここのジムの会員権も7月で切れるが、更新もしないつもり。
↑この人すごい。僕が帰るときにも、まだこの姿勢で新聞読んでた。
あとはストレッチエリアで瞑想をした。
ここ3年くらい、目を閉じると眩しいくらいの光に包まれる現象が続いていて、
今日も少しクリーム色がかった光がわんわんと、たゆたっているのが見える。
そうして光に身を任せて過ごしていると、すごく満たされた気持ちになる。
1つ1つではなく、全てを総括的に赦せている感覚。そこにじっととどまる。
昼からは二階建てのチンチン電車に揺られ、
上環にあるスパへ垢すりとマッサージをしてもらいに行く。
垢すり台でごしごしやってもらえば、三助さんの手に巻きつけられたタオルが
すぐに真っ黒になった。一皮むけるとはまさにこのことだ。
その後、マッサージをしてもらっているときに、ある不思議な感覚にとらわれた。
もともと一体だったものを、わざわざ自分とマッサージ師に分離させて、
分離した相手にマッサージをしてもらいながら〝ああ、気持ちいい〟と言っている自分が、
なんだか滑稽に思えてきたのだ。
感覚は、ハートのひゅんひゅん、それひとつだけなのに、
さまざまな異なる感覚を感じたいがために、ひとつのハートの感覚を際限なく分離させ、
無限のひゅんひゅんを造り出している。
そして、純粋なハートのひゅんひゅんに近いほど気持ちよく感じ、遠いほど不快に感じる。
きっと、イエス・キリストも最後は全ての分離を赦して〝ハートの愛のひゅんひゅん〟
だけになったからこそ、自分がどんな状況にあってもエクスタシーでいられたのだと思う。
僕はまだまだそんな境地には至れるはずもないが、そこへ向かって導かれている
感じはする。
そんなことを考えながら、ハートに身をまかせながら残りのマッサージを受けた。
そうこうしながら家に帰り、適当に肉とソーセージを炒めて食べた。
満腹になると、急激な眠気に襲われ、ベッドで爆睡する。
ああ、こうやって好きな時に自由に寝れる生活ってなんて幸せなんだろう。
今回で幻想の世界を終わらせるつもりではいるけれど、もし、どうしてももう一回やれ
と言うのなら、兄貴、お願いだから、30歳くらいで親の莫大な遺産を受け継ぎ、
それ以降は、家に籠ってなんやかやして過ごす、という一生をお願いいたします。
(週2回家政婦さんが来るバージョンで。)
できれば家は、1階にスーパーとATMがある港区のオートロックマンションがいいですっ!
と、バリバリ駆け引きする僕。(笑)
(あと100回くらいやり直せ!)← by 兄貴