香港さんといっしょ!ー純粋非二元で目醒めを生きるー

欲望都市香港で覚醒した意識で生きることを実践中。今回を最後の生にするための日常を綴っています。

それは、ない

朝、10時半のJAL便で、香港から東京へ移動した。

日本航空に乗るのは15年ぶりくらいか。

機内の内装やCAの出で立ちは、イケイケキャセイ航空に比べるとかなり地味だ。

しかし、日本人一流の丁寧な所作、美しい言葉使い、そして、秋篠宮紀子さまの微笑み。

思わず、ドラマ『アテンション・プリーズ』の主題歌を口ずさみたくなった。(ふるっ!)


成田からバスで都内に向かう途中、渋滞に突入した。

実は今日、兄弟てっちゃんたちと新宿で5時半に待ち合わせていたのだが、

時間はすでに6時を過ぎていた。以前の自分なら、焦りで胸をドキドキさせながら

〝あ〜あ、成田エクスプレスにすればよかった〟などと、イライラを募らせていたのだが、

今日はもう、こんなのただの設定にしか見えていなかった。

即行すぎて、兄貴に委ねていることにすら気づかないくらいだ。

兄弟てっちゃんも、さおちゃんも、存在していないし、焦っているという感情も、

ハートのひゅんひゅんがプログラムによって歪められているにすぎない。世界などない。

先週、佛山からの帰りのバスを経験して以来、乗り物関係では、どんな設定による歪みも、

即座に修正できるようになった、。

あの夜、さんざん兄貴に悪態をついたが、これをきちんと〝起こっていない〟と認めて

終わらせなければ、また、いつか同じ体験を繰り返すはめになる。

イェーィッ!さあどうする?と親指ぐるぐる、腰ふりふりの兄貴を久々に見た。

はあ、しゃあない。赦すしかないやろ、と兄貴に渡していった。

それからは、なぜか乗り物のトラブル(と今まで見えていたもの)は全て、

ただの数字の組み合わせが造りだす映像にしか見えなくなり、何があっても(今のところは)

正常なハートの知覚でいられるようになった。(※7月17日の記事参照)

結局7時半ごろ、新宿で兄弟てっちゃんたちと落ち合い、スタイル抜群のきれいな店員さん

がいるイタメシ屋さんで食事をした。

おいしいワインを飲みながら、前回のようにテラスでわいわいと語り合った。

兄弟てっちゃんとは2週間ぶりだが、僕が多忙を極めていたころ、

彼も同じように、仕事上で厳しい山場を迎えていたようだった。

しかし、それを赦しながら乗り越えたいま、なんか貫禄が出てきたように見える。

親方も兄弟てっちゃんには一目置いているみたいで、最近では単独の仕事も

任されるようになってきているらしい。やっぱり彼は職人さん。〝匠〟がいちばんよく似合う。


僕は僕で、あの二週間前の兄弟てっちゃんちでの合宿以降、

見え方がスコーンと変わってしまった、という話をした。(※7月5日の記事参照)

誰を見ても、何を聞いても、エクスタシーしか感じない。

ハートのウェーブの上にのっかている設定を兄貴に削除してもらうと、その下から正常な

ハートの知覚がせり上がってくる。

薄皮一枚のスクリーンの周りを、光が取り囲んでいる様も見え始めた。


そんなこんなで、東京の夜は更けてゆく。

それにしても、休日なのに新宿には人が少なかった。聞けば、最近の若い人は

休日は家でまったりが主流だそうだ。

うん、なかなかいい傾向だ。