香港さんといっしょ!ー純粋非二元で目醒めを生きるー

欲望都市香港で覚醒した意識で生きることを実践中。今回を最後の生にするための日常を綴っています。

もう戻らない場所


みんな全身汗だく。僕はもう暑さがエクスタシーに…。

今日は新しい工場の引き渡し日だった。大家さん、政府顧問のK氏、設備設置のN氏、

内装工事の夏社長、移管指揮のC部長、それと取締役一名が勢ぞろいし、

工場内の建屋をひとつひとつチェックして行く。

僕はすでに暑さで〝天城越え〟できる域に達しているので大丈夫なのだが、

他の人たちはワイシャツをびしょびしょにし、池から上がって来た人みたいになっている。


取締役は、暑さに朦朧となりながらも、細かい改修を指摘してゆく。

カビが生えている部分にはもう一度防水処理を施す。

トイレの手洗いに蛇口が付いていない。早急に取り付け、不具合があれば手直しする。

いくつかの窓が曲がって閉まらなくなっている。早急に修理交換してほしい。

周囲の草を刈る。床をもう一度水洗いし、ピカピカにする。柱の角が少し欠けている。など、

人差し指でしゅっと台の上のホコリをこすり取るという、

一昔前の嫁いびり姑の要領で細かくチェックしてゆく。

これらの項目を文書化し、双方サインをする。


途中、エレベーターを最初の要求と逆の方向に扉を設けて設置してほしいと要求したら、

管理所のエンジニアが〝もうスペック通りの機械を発注してしまっているので、

いまさら設計は変えられない〟とかなりごねたが、

〝向きを変えるだけだし、それに昨日発注したばかりだったらまだ変更は効くはず〟

という夏社長のアドバイスに従い、最後はエレベーター会社の社長を呼びだし、

直接直談判してOKになった。


それから、会議室で取締役とC部長が内装業者の人といろいろ打ち合わせしている間、

僕はK氏と環境批准書のチェックをする。

半径100メートル未満の範囲に民家がある工場では有機溶剤(石油、シンナーの類)

を使用できず、うちの工場の場合、左半分がその100メートル以内に入っているとか。

うちでは有機溶剤を使用していないし、密閉されたクリーンルームで作業をするので

問題ないと説明するが、それなら、全ての材料の化学式を出せと言われた。

そんなことをすれば膨大な時間と手間がかかる。結局、右半分の100メートル外の範囲で

薬品処理の行程を行うようレイアウトを変更した。

他の工場では期限切れのカビが生えた肉を加工していたり、偽物の粉ミルクを作ったり、

豚肉を赤く染めて牛肉として販売したりしているくせに、

なんでこんなピンポイントな部分だけが厳しいのか。

住民の健康に影響するというが、それならまず食品環境をどないかせんかい。


午後2時半に会議は終了し、C部長と取締役はそのまま別の用件で別の都市へ。

僕はK氏が運転する車で、香港への直通列車に乗るべく、広州東駅へ向かった。

直通列車に乗り遅れた挙句、またあの地獄のバスツアーに参加することだけは避けたいと、

おっとりK氏を急かし、なんとか4時の列車で香港に戻れた。


↑前日はホリデイ・インに宿泊。ガラス張りの浴室でエッチな気分に。(爆)
明日、僕は先日の土曜出勤の代休で、会社をお休みする。

最大の赦しの日も、とうとう来週に迫ってきた。

数カ月前は、この日を思うと罪悪感がぐちゅぐちゅと湧き出したりしていたが、

ここへ来て、もうすでに赦せてい自分がいる。

この日は、自分がこれまで何百回と生まれ変わりながら繰り返してきた罪悪感の物語を、

永遠に削除する日なのだとと捉えられている。

兄貴に任せ切ってきたこともあるが、それよりなにより、もう終わらせてゆこうと決めた

仲間たちとの共振とサポートがあったからだと思っている。

みなさん、ほんとうにありがとうございます。

来週に向け、今週末はまったり、お籠りをして過ごそう。