香港さんといっしょ!ー純粋非二元で目醒めを生きるー

欲望都市香港で覚醒した意識で生きることを実践中。今回を最後の生にするための日常を綴っています。

ひゅんひゅん、のその先に…。

今日は清算された工場に出向していた駐在員の人たちに異動の辞令が下りた日だった。

本社から来た取締役が、現地社員のいなくなった工場で残務整理をしている

日本人駐在員をひとりひとり応接室へ呼び、人事異動を通達してゆく。

辺鄙な土地への異動のため、家族と離れ、単身赴任を強いられる人、

日本人のいない、中国資本の会社へ出向させられる人、

専門外の商品の生産も担当することになった人、

日本へ返される人、などなど

悲喜こもごもが交錯した一日となった。


僕は相変わらずこれからも香港事務所を拠点に、あちこち飛び回る日々となりそうだ。

しばらくは清算業務と、あたらしい工場の会社設立業務に専念することになるだろう。


しかし、もう、さすがにここまできたら、こういうことに振り回されることは無くなった。

自分でない、自分と思い込んでいる、アンドロイドのようなへんな物体が、

他人と思っている、架空の、へんな物体と、

見ている間しか存在しない舞台で、設定どおりに何かしている。


今日、移動の間中、神戸リトリをずっと聞いていた。

ビニール袋に海の水を入れて、海の中に入れても、同じ海の水なのだが、

外界と隔てられたビニール袋の中の海水は時と共に濁ってくる。

その時、ビニール袋に小さな穴が開き、そこから新鮮な海水が流れ込んでくると、

やがて、袋の中も、外界の海と同じ状態になる。

肉体をもったまま、ハートの光と繋がる、というのはこんな感じなのかもしれない。

そして、いつかビニール袋なんかなかった、ということに気づく。


周囲の人たちの反応が、夢の中に出てくる人のように、どこか鈍い。

今日も、夕食代わりにホテルの部屋で食べようと、喫茶店でパンケーキを買った。

部屋に戻ってみてみると、クリームも、バターも、はちみつも、入っていない。

もう一回喫茶店に戻って、どうなってるんだ、と言うと、

みんなどこかにやにやしていて、表情もなんかぼやけている。

街を歩いている人も、そんな感じに見える。


見るものすべてが愛に見え、感動の涙が、ああーっ、という時期があった。

が、いまはそれも数字の設定で上書きされた愛の光、

しゅっと横取りされたハートのひゅんひゅんだったとわかってきた。

いまは、眼前の世界とは関係なく、

兄貴を通じて、ハートの光と直につながっていこうとしている。