今日は梅田にスーツを買いに行った。
7日に神戸で銀行の人と打ち合わせがあるので、絶対に要るのだ。
ヨドバシカメラの7階のスーツカンパニーを見て回る。
今は身長でサイズを分けるらしい。最初に170センチのスーツの棚に行き、
そこからウエストごとに4から8までの等級に分かれている。
僕の場合、170-4の札があるスーツならOKとのこと。
しかし、並んでいるのはウエスト72センチとかのやつばっかり。
こんなサイズが入るサラリーマンなんて、日本に一体どれだけいるんだよう。
新卒だって無理だよ。でも、今の若い人は骨格がちがうのかなあ。
30,000円だった。
そのあと、ネクタイを買おうと、阪急百貨店で、ニコニコ顔の店員さん相手に、
ああでもないこうでもないと、会話を楽しみながら一本選ぶ。
まあ、どんなに高くても8000円くらいかな、と思っていたら、
ぎえっー! 23,000円だって。アルマーニだった!値札を見てなかった!
かしずいてくれる店員さん相手に「僕はお客!おーほほほーっ!」的な態度でいたもんだから、
なんとも引くに引けず、購入してしまった。
なんで、スーツが3万円なのに、ネクタイが2万3千円なんだよう。
くうぅーっ…、泣けてきますわ。
母親に話したら「もう、そんなお金あるんやったら、わたしにちょうだい!」だって。
近くのスタバでネットをしながら、仕事のメールを受信する。
みんな、新しい工場の内装、設備移管、部材注文、などにてんてこ舞いしている。
僕は会社手続関係がひと段落しているが、他の人たちはこれからが正念場だ。
メールの内容も、激しく叱責したり、できない趣旨を訴える怒りの内容が目立つ。
いつもなら、こんなときに休暇を取る罪悪感と、みんなから置いてきぼりにされる、
という恐怖で、おちおち休暇を楽しんでなんていられないのだが、
全部ウソだ、と本当にわかってしまっているので、逆に、これも、
自分はこういう渦から逃がれるために休暇を取ったのかな、と思ってしまう。
エゴの設定はさまざまなリアルを見せてくれるが、もうそれはない、とはっきり宣言できる。
こうして、現実に没頭しているように見える同僚たちも、みんな、同じハートの存在なんだ。
だから、もうそこだけしか見ない。