今日は佛山工場で、総経理はじめ、各部長を集めて、会議をした。
数日前にブログに書いた、あの解雇になった人について、
各人からヒアリングをし、報告書にまとめるためだ。
「中国人に舐められないためにも、あれくらい強硬な人がいてもいいと思う。」
「あの人なりに一生懸命にやっていた面もある。」
など、日本人社員からは擁護する意見が多くでたが、
反対に、ほとんどの中国人スタッフからは、怒りの声が上がった。
「中国人をばかにしている。」
「鼻の先に指を突き付けて怒鳴られた。許せない。」
「怒鳴り声が響く職場なんて、こんなの普通の会社じゃない。」
「傍で暴力に準ずる行為が起こっていると、自分がされていなくても、
レイプされるような恐怖を感じて、こわくなる。」
と、涙ぐみながら訴える女性社員もいた。
人差し指で鼻先を差して話すのは、中国では刃物を顔に突き付けて話すのと同じくらい
失礼で屈辱的な行為で、絶対にしてはいけないことなのだ。
やはり、外国で暮らしていると、なにか問題を起こせば、
誰々さんが、ではなく、日本人が、となってしまう。
特に日中関係が悪化している中国ではなおさらだ。
ただ、僕の場合、ここら辺のことはクリアできているみたいで、
もうこんな茶番劇は完全に信じなくなっている。
0と1の設定の物語が進行しているという見え方があり、それを淡々とこなす。
こうやって、話を聞いていながらも、これは夢だし、兄貴しか受け入れない、
と、昨日の〝改良版統合じゃらじゃら〟をやりながら、思考や意味づけを鉄の球体で流し、
兄貴に意識にできた空間を明け渡し続ける。
統合じゃらじゃらをしている時は、本当に両手をじゃらじゃら動かしながらやる。
みんなが「この人、何をやってるんだ。」という目で見る。
しかし、自分以外0と1なのだし、じゃらじゃらやってる自分も彼らと同じ嘘っぱちだ。
それに、会社の人はみんな僕のことを「なんか普通と違う人」みたいに見ているようで、
その分、安心してできる。
ほんの少し意識的にやっていると、やがて、本当に画面がでっち上げの妄映に見えてくる。
とまあ、今日はこんな感じだった。
それにしても、
兄貴!
会社と同じように、有休休暇がほしいよー。
1年に有休が10日あって、使わなければ年に10日ずつ増えていく、というのはどうかな。
休暇を取った日は、一切赦す必要がない一日を送れる、ということでお願い。
それで、とりあえず、明日と明後日2日間、その有休を申請いたします。
ああ、明日はやっと香港へ戻れるぅー。うれしい。
『ドクター Ⅹ』見なくちゃ!