今日も香港である。
ひとり、自分のオフィスに籠り、来週行われる全体会議の資料作成をして過ごした。
お籠もりって、やっぱり心地いい。
あちこち飛び回るのが好きな人もいるが、
僕は人生の大半を家の中で過ごしたいタイプなのだ。
もう10回くらい言ってるかもしれないが、
自分が女だったら絶対に専業主婦になってるよー。
それで旦那が遠洋漁業のマグロを獲る人で、盆と正月にだけ帰ってくる。
でもって、一階にAEONが入っているマンションに住むのだ。
専業主婦であろうが、会社員であろうが、赦しはちゃんとやってくるので同じだ、
と乙女ののりちゃんは言うけれど、
おんなじなんだったら、家政婦付き専業主婦を選ぶに決まってんじゃん。
それで、昨日みたいに、ワイドショーだけで赦しの実践をするのだ!
そんなこんなで、家に帰り、金曜の夜、ひゃっほーい!と叫びながら、
テレビをつけたら、ヒストリーチャンネルで、Jの顔を復元する、という番組をやっていた。
聖骸布(せいがいふ。Jが磔になった後、遺体を包んだとされる布)に模られた姿を基に、
最新光スキャンと3D技術を駆使して、Jの顔を復元しようという番組だった。
この布が本物かどうかはさておき、出来上がった画像はいかにもJっぽい。
一度ゲイリーに見てもらいたいなあ。
今日は通勤の行き帰りに、11月の講義映像を見ていた。
というのも、1年以上も前に、ハレ師匠の個人セッションのお金を払い込んでいたのだが、
ずっとセッションをしないままに時がたち、
そうこうしているうちに、個人セッション自体が打ち切りになってしまった。
それで今回、乙女ののりちゃんの提案で、
講義映像と交換してもらうことになったのだ。
3日間の映像なのだが、なんと、乙女ののりちゃんの顔がちっちゃくなってる。
それに、ぎえっ!
男子が多い二日目だけメガネ外してるし…。
まつ毛もぱちぱちしてる!
声も、なんか二日目だけ乙女っぽい!
なっちゃんに話しかけてるときの声と全然違うじゃん。
そのことを本人に言ったら、
「どっちでもええねん!神の子ですっ!」だって。 きいぃーっ!
というわけで、〝愛のワーク〟を早速やってみる。
日常で使わなければ意味がなーいっ!と言われ続けた
〝あやこさんトラウマ〟がまだ根強く残っているのか、
なんしか、やらずにはいられない。
今日は、オフィスにしかいなかったので、
ケリーやほかのスタッフの人、または、対象がなくても、ただ静かに愛を拡大させ続ける。
みぞおちのハートは常に感じているので、その時の状況がどうであろうと、
いかなるエゴのフィルターも通さず、ただただそれを拡げ、流す。
しかし、やっているうちに、神の愛の流れが二方向ある、ということに気づいた。
自分から世界に向かって流れだす愛と、世界側から自分に向かってくる愛だ。
秘書のケリーがコーヒーを入れてくれた時、愛を放射しながら「ありがとう」と言う。
次にケリーの笑顔が返ってきた時、ケリーの方からこちらへ貫くように向かってくる
神の愛を感じたのだった。
そして、二つのひゅんひゅんが交差した瞬間、形容しがたいエクスタシーに襲われた。
どこか性衝動のエクスタシーに似ている。
もしかすると性的リビドーはこれが原型になっているのかもしれない。
また、ただ資料の数字を静かに眺めながら愛を放射し続ける。
すると、それと呼応するように、資料側からも、同じ神の愛が放射されてくる。
今日一日オフィスで意識的にこのワークをやっているうち(今日はまあ、ヒマだった。)、
こちらから何か話しかけたり、静かに佇んでいるときには、自分から愛が拡大していき、
向こうから何かを話しかけられたり、見つめられたりしたときに、愛が押し寄せてくる、
という体験を何度もした。
また、じっとエゴのフィルターを通さずに、ただぼーっと流していると、
普段はいかに、神の愛の感覚をエゴのフィルターで歪めてきたかがよく分かる。
イライラしてみたり、ソワソワしてみたり、あたふたと慌ててみたり、
一瞬びゅんと感じて、反射的に言い返してみたり、
そんなことを延々やってきたのが見えてきた。
自分の周囲は、もう本当に愛の光に包囲されているのだな、と感じる。
歪めず、ただそのまま感じていればいい。
もう神以外いりません、と兄貴に宣言する。
あとは、静かに感じている。