2月19日(木曜)が、旧暦の元旦にあたるわけなのだが、
この日に向かって、肉体的にも精神的にも、
全てを出し切ろうとする、
目に見えない動きを感じている。
精神的な、訳の分からないもやもやは、
どうやら先週出し切ってしまったようなのだが、
今日は身体に来た。
本当は、おみえさんとデートの予定だったのに、
何を食べ違えたのか、おなかがグルッピーになり、
10分とトイレから離れられない状態に陥ってしまった。
もう、お尻が水道の蛇口状態…。(笑)
腸に水がたまると、一気にシャーッという感じだ。
本当に〝出し切る〟とはこの状態をいうのだろう。
駅前の病院をみつけて入った。
待合室の患者さんが、みんな半端なく太っているので、
なんでだろうと思っていると、糖尿病専門医院だった。
坂田利夫そっくりな60代くらいの先生は、
ロンドン帰りの、かつて神戸大で医局長をしていた
という、かなり白い巨塔な人らしい。
(待合のおばちゃん情報。)
丁寧に問診されたあと、抗生物質と整腸剤、
そして経口補水液のOS−1を処方された。
「今の状態では外出もできないので、
一時的に効く強力下痢止めとか処方してもらえませんか。」
すぐにでもラクになりたい僕が、坂田利夫先生に訊く。
「いま、ここで抑えてしまうより、ちょっとふんばって
最後まで出し切ってしまったほうがはやいですよ。」
という先生の言葉に、ああそうか、とピンと来た。
そうだ。僕は兄貴に導かれてるんだった。
完璧なマネージャーである兄貴を選ぶと決めたのだ。
よくなろうが、悪くなろうが、自分では何もしない。
たどり着く先を知っている兄貴が、
ちゃんと導いてくれるはずだから、
信頼して、ただ任せていればいい。
そうだ。出し切るのだっ!最後の一粒まで…(笑)
夜になると、だいぶ腹のほうも落ち着いてきて、
腸全体が丸洗いされたような爽快さと、
身体が入れ替わってしまったような脱皮感
に包まれた。
幻想とはいえ、明け渡しを進めてゆくと、
細胞も組み替えられてゆくのかな?
それにしても、同じグルグルになるんやったら、
先週にしてくれ、兄貴!
日本で美味いものをたくさん食いたいのに…。
2015年はなんか特別な一年になりそうな予感。
楽しみだなあ。