木曜日のこと。
今日も香港でお仕事。
平和ですわあー、と、大きく伸びをしたとき、
「でも、こんなんでいいのだろうか。」
という恐れがきた。
この、ほんの微量な恐怖が、
次の投影の種を誘発し、新たな分離物語を映し出す。
こうやって、
少し幸せ→厄介事→ひと段落→次のびゅんびゅん
という幻想の循環がつづいてゆく。
このとき、恐れとも気づけないほどの微量な恐怖の元
になっているのが、隠れた罪悪感なのだと気づいた。
そんなものはない、とがっつり兄貴に渡す。
なんか、進めば進むほど、微妙なものを捉えるようになってくる。
そういう意味で、ちょっと幸せ、
そんなときこそが、一番の踏ん張りどころなのだ。
というのも、その日、夜7時ごろに家へ戻り、
『DOCTORS3』の最終回を見ていたら、
佛山工場の総経理から不在着信が入った。
こんな時間にかかってくる彼からの電話なんて、
総じてロクなことではない。僕は返信しなかった。
しかし、ずっと気にはなっていて、
あのことだろうか、このことだろうか、
それとも、工場で何か問題が?
電話をすればそれで済むことなのに、それも嫌だ。
嫌なのには理由があって、この45歳になる総経理、
僕が佛山にいると普通なのに、
いないとメールや電話で、いろいろ絡んでくるのだ。
言葉使いも丁寧で、決して攻撃的な人ではないのだが、
なにかにつけ、電話をしてきては、
ちょっとした工場がらみの仕事を振ってくる。
結局、あくる日、出勤してメールをチェックしたら、
家の用事で明日休みます、という
単なる業務連絡だったことが判明した。
実は、僕はこの人に対して、
以前から苦手意識を持っていた。
(※下記の記事をクリック、ご参照願います。) ↓ ↓
わけもなく苦手な人 - 香港さんといっしょ!ー純粋非二元で目醒めを生きるー
前世でどんなことがあったのか、
別に何をされたわけでもないのに、苦手なのだ。
いまでも、彼を〝大好きな兄弟〟として
観ていることに変わりはない。。
しかし、赦しが進み、自分が平安を感じ始めた瞬間、
その彼を使って、次の恐れの種を紡ぎだそうとする。
彼は何もしていないのに…。
大切な兄弟をそんなふうには絶対に扱わない。
詐欺師の言うことはどんなことがあっても聞かない。
押し売りは断固お断り、なのだ。
後からわかったのだが、彼は総経理になって以降、
さまざまな資料や案件事項を本社から要求され、
重責に喘いでいて、助けが必要だったらしい。
こういうとき、
エゴを選べば、次の恐れがまた出て来た、となり、
兄貴を選べば、高島忠夫現る!イエーイ!
となるのだろう。
高嶋忠夫現る! - 香港さんといっしょ!ー純粋非二元で目醒めを生きるー
もちろん、僕にとってその同僚の彼は、
おもいきり〝高島忠夫。イエーイ!〟である。
次の投影の種は、平安なときにつくられている。