香港の地価の高騰が停まらない。
というのも、先週、不動産屋から電話があり、
4月9日でアパートの契約が切れるので、
契約更新をするかどうかと訊かれたので、
更新しますと答えたら、大家さんの新家賃提示額が
なんと、27,000香港ドルだという。
今の家賃でもすでに高いと思っていたのに、
に、に、にまん、ななせん、香港ドルーっ!?
なに考えてんねん!
とはいっても、4月9日までに新しいアパートを探し
引っ越すのも時間的に無理だし、
何より、裏に森や川があり、丘を降りれば、
AEONとAPITAがある環境は魅力である。
不動産屋さんの担当者に24,000香港ドルで
再度交渉をお願いし、電話を切った。
香港では、どの賃貸物件も必ず2年契約となっていて、
そのうち13か月を過ぎた時点で、解約が可能となる。
例えば、入居して3ヵ月後に引っ越そうとすると、
残りの10か月分の家賃も払わなければならないのだ。
なので、たとえ幽霊がでるいわくつき物件であっても、
13ヶ月間は我慢して住まなければならない。
地価が上がり続けている最大にして唯一の原因は、
投資目的で物件を買い漁っている中国富裕層だ。
社会主義国である中国で家を買っても、50年たったら、
家や土地は自動的に国家へ返還されてしまう。
しかし、香港だと完全に自分のものになるので、
金に糸目をつけない人たちが、
大陸から大挙して押し寄せてくるのだ。
↑地震がないので40階建てでも平気。
結局、本社に申請を上げ、25,000香港ドルまでなら、
という条件付きで、稟議が通った。
それであとは大家さんとの交渉次第、ということだ。
しっかし、家賃、高すぎる。
相場を調べてみると、香港島ではもう、
どんなぼろアパートでも、
10,000香港ドル以下の物件は見当たらない。
九龍地区でも、築40年、四畳半にキッチン風呂付で
最低8,000香港ドルもする。
そういう意味で、会社に家賃を出してもらえる自分は
まだ恵まれているといえるのだろう。
本当にありがたいことだと思う。
そんなことを考えながら、またまたケリーの横で、
ウツボカズラ大放電!
やっぱり、なにも起こってないんだ。
兄貴と会話する。
たとえ大家さんが交渉に応じず、
いまより狭い家に引っ越すことになっても、
また、差額の 2,000香港ドルを自分で支払い、
生活を切り詰めることになったとしても、
僕は赦す。絶対に赦します。
起きていないと、ただただ、兄貴に委ねます。
でも、兄貴!大家さんがもし、
25,000香港ドルでいいと言ってくれたら、
それはそれで、まあ、よくってよ。
だって、希望をだすのはOKだって、
乙女ののりちゃん講義でも言ってたやん…。
こんな自動的に湧き上がる設定の思いを、放出する。
何があっても、父以外のものは要りません。
いいよ。いいよ。なんでも。
虚の世界で何がやってきても、
それを信じないし、取り込まない。
ああー、でも…。
あ、あにきぃーっ!お願いや!(それが本音かい!)