2カ月ぶりに佛山工場を訪問した。
財務責任者として頑張っているふぁちゃんの
元気な姿を久々に見ることができ、
ほんとうに嬉しかった。
正午に工場入りして、午後4時半には去る
という、お決まりの弾丸出張であったが、
先日〝先に渡してしまった〟からか、
全ては穏やかに過ぎて行った。
工場にいた何時間かの間は、これが全部、
これが全部、夢であることを自覚しながら過ごした。
「うわ、この人、本当にいるように見えるけど、
これ全部、夢の中の出来事なんだ。」
「すっごくリアルに見えているこの景色、
僕が見ていないと、ただの0と1に戻るんだあ。」
「自分は今、こんな事を言ったりしたりしてるけど、
自分も夢の中の登場人物で本当ではないんだな。」
そんな感じで過ごした。
まだ2〜3歳の幼児だったとき、
目の前が舞台のように見え、
そこへ大人たちが次々と舞台袖から現れて、
観客である自分に向かって、
様々なお芝居やコントをして見せてくれている、
そんな風に見えていた時期があった。
この現象を心理学では、何とか、というらしいが、
忘れてしまった。(知っている方、おられますか?)
工場の人たちとお喋りをしながら、この人たちとは、
過去世の何百回という幻想の夢の中で、リアルに、
いろいろとすったもんだやってきたんだな、
という感慨と共に、今回、真正面から彼らと対峙し、
これが夢で何にも起きてないとちゃんと認知して、
この夢から出てゆこう、としている自分を自覚した。
去年まで、嫌な人と真正面から対峙する、
ということがなかなかできなかった。
対峙すれば、すぐに心の中は、
あの探偵ナイトスクープに出てきた〝人形怖い〟
の女性みたいになってしまっていた。
しかし、目を据えてちゃんと注視してみると、
そんなでもないことが分かる。
なんだ、大したことないじゃん→これ夢じゃん→消える
夢の中にいる自分を自覚して過ごす。
明日からメーデー3連休! お籠りのはじまり〜!