昨日までフィリピンのスービックにいたと思ったら、
今日は佛山である。もちろん日帰り。
おまけにずっと大雨が降り続いている。
毎日いろんな場所を飛び回るのが好き、
という人も多いが、僕は全然好きではない。
ずっと家の中にいたい。
ワイドショー見放題専業主婦になりたい。(出たあ!)
で、旦那は遠洋漁業のマグロを捕る人…。
でも、明日一日頑張れば、お釈迦様の誕生日で、
来週の月曜まで4連休となる。きゃあーっ!
お釈迦様!生まれてくれてありがとう!
ただ、Jのように復活してくれてたら、
祝日が増えて、もっとひゃっほーい、だったのに…。
もう少し、J並みの気合と根性がほしかった。
荷物になるからと、今日はコースのテキストも、
ベトナム語のノートも持ってこなかったので、
4Gも使えないフェリーの中では至極退屈だった。
仕方なく、瞑想がてら、じっと目を閉じ、
〝赦しの眼差しで世界を観る〟というのをやった。
赦しの眼差しって、どんな眼差しやねん、
とツッコまれても説明できないのだが、
まあ、そんな感じでやった。(どんな感じや!)
すると、夢うつつの中、あるビジョンが見えだした。
そこは、燦々と光が降り注ぎ、明るく、爽快で、
遮るものなど何もない、広大な空のような場所だ。
分離する要素も、幻想が入り込む隙も全くない世界。
「ここにいたら、分離しようがないじゃん。」
そんなことを思っているうちに、目が覚めた。
〝影法師たち〟というコースの言葉も思い出す。
工場で、同僚と話をしたり、仕事をしている間も、
相手の身体に被さるようにして見えている影法師を、
ずっと否定しながら過ごした。
もう、僕にとって会社は本当に〝帰還道場〟だよ。
次から次へと、
兄貴のスポコン帰還プログラムがやってくる。
「おらおらっ!こんなことで幻想を終わらせられると
思っているのかーっ。おるらー、こるらー」
と、バンバンスパイクを打ち込んでくる。
もうそんなのいいよおー、と脱力気味にレシーブ。
いっそのこと、浅田真央ちゃんみたいに、
ハーフハーフで…、と言いたいところだが、
いやいやいやいやいや…。
衰えつつある自我に生気を吹き込んでなるものか!
現役続行!
盆と正月だけに帰ってくる、
マグロ捕りの遠洋漁業旦那を持つ専業主婦
として生まれ変わる、なんてことは、
もうぜーったいに、ございませんっ!
(きっぱり! ちょっと未練…。←うそ。)