香港さんといっしょ!ー純粋非二元で目醒めを生きるー

欲望都市香港で覚醒した意識で生きることを実践中。今回を最後の生にするための日常を綴っています。

ワクワクの代償



今日は、香港島にある会計事務所を訪ねた。

天気がすごくよかったので、地下鉄は使わず、

天星埠頭から、フェリーでビクトリア湾を渡った。

至る所に午後の平穏な光が満ちていて、

とても気持ちがよかった。

会計事務所では日本人統括代表の方にお会いした。

50歳前後の女性の方で、明るく、気さくな方だった。


彼女とは数年前、この会計事務所と契約をする際に、

数回お会いしただけで、

それ以後は、担当者と直接やり取りをしていた。

しかし、その担当者が突然辞めてしまい、

後を彼女が引き継ぐということで、

ご挨拶も兼ね、今回会うことになったのだった。


彼女とは、ある赦しのストリーがあった。

実は、直接うちの会社を担当してくれていた

担当者の彼と、この会計事務所を去る直前に、

ふたりで食事をした際、ほろ酔いの彼から、

この統括代表の彼女が僕のことをすごく嫌っている、

という話を聞かされていたのだった。


というのも、僕はよく覚えていないのだが、

彼女と打ち合わせをしていた時に、何を思ったのか、

大阪の幼稚園で流行っているお遊戯の踊りを

彼女の前で、僕が披露したらしい。


 〝大阪にはうまいもんがいっぱいあるんやでぇ〜♫。

  たこやき、いかやき、もんじゃやき、

  なんでやねん!〟


というあの遊戯を、振り付きで踊ったというのだ。

それ以降、彼女は僕のことを気持ち悪い変態だ、

と言って、ずっと僕のことを嫌っているのだという。


ああ、あの頃と言えば、アンフィニで統合を習い、

ワクワクに動いていた頃だったなあ。

きっと、テンションも相当高かったはずだ。

お遊戯の踊りくらい、

すんなりやってのけてもおかしくはない。

もちろん、僕はお客なので、会っている最中も、

彼女はとても礼儀正しく僕に接する。

僕を嫌っている、なんて微塵も感じさせない。

普通に仕事や家庭の話をしながら、

終始にこやかに会話は進む。


僕はと言えば、汚名挽回のため、

地味な紺のスーツに、横分けヘアーをしてきていた。


そして、彼女と向き合いながら、

肉体としての彼女は存在しない、

エゴのでっち上げは信じない、

よって彼女には罪はなく、自分にも罪はない、

と、彼女を映すスククリーンの向こうから差し込む

ハートの光だけを感じたい、と兄貴に渡し続けた。


最後、エレベーターの所まで送ってくれた彼女に、

 「もう幼稚園のお遊戯はしませんので。

  不快な思いをさせてすみませんでした。」

と謝った。


彼女はもう大爆笑していた。

そして、今度一緒に飲みに行きましょう、

と誘われてしまった。

なんらかの対象物を見て、感じているとしたら、

それがたとえ、悦びであっても、愛であっても、

それは2元だ。

ということをつくづく実感した一日だった。


次々に設定を解除依頼し、やがていつか、

ひとつの感じ方に収斂されてゆくのだろう。

もう〝ハートの想い〟しか信じない。