香港さんといっしょ!ー純粋非二元で目醒めを生きるー

欲望都市香港で覚醒した意識で生きることを実践中。今回を最後の生にするための日常を綴っています。

でっち上げ劇場


↑ 龍が日本列島を駆け昇っているみたい。

月曜の朝、いつものように事務所で仕事をはじめた。

パソコンを立ち上げ、メールやSKYPEを取り込む。

「この前依頼していたあの件は、どうなりましたか」

「この部材の処理をどうするか、指示をください」

「技術指導料はどうしてこの口座に振り込むのか」

さまざまなメールの内容を読んで行くうち、

みぞおちの辺りが次第に〝びゅんびゅん〟してきた。

こういう業務上の無機質なメールの数々に対し、

いつもなら、何も考えずに返信していくのに、

今日に限って、何気ないメールの内容に、

エゴがでっち上げた分離と、隠された憎悪を感じて、

底知れない恐怖と不安を感じてしまった。


いくら兄貴に明け渡してもだめ。

恐怖はますます拡大してゆくばかりだ。

動悸が激しくなり、何かに押しつぶされそうになる。


うわっ、こんなにキツイのは初めてだ。どうしよう。

うつ病にでもなったのだろうか? やばい!

強烈さを増し続ける〝びゅんびゅん〟に耐えきれず、

とうとう、午後から休暇を取った。


自宅への帰り道、乙女ののりちゃんに用があり、

電話をしたら、いまクラスの真っ最中なのだという。

それで電話を切った後も、リアルクラスにアクセスし、

スマホで講義を聞きながら家まで帰った。

「分離は起きてない。分離なんてなかった。

神から離れるなんて、そんなのできるわけがない。

だから、分離なんて絶対に起きてないのっ!」

なぜか、乙女ののりちゃんは、この日に限って、

延々とこのフレーズばかり繰り返している。

(あとで再度聞いてみると、そうでもなかった。)


〝分離なんかおきてない。〟

催眠テープの暗示のように繰り返される

この言葉を聞いているうち、

びゅんびゅんの猛威は相変わらずなのだが、

なんとなく、兄貴を呼ぶ余裕が出てきた。


もう、僕は何もしませんから、兄貴、お願いします。

恐怖感も、不安感に対して、僕は何も関知しません。

もう、降参です!もう全部持ってってください。 

自我とひとつになって感じるのは散々なんです。

個人の僕として、存在したくありません。

ハートを感じる存在ではなく、

ハートそれ自体でいたいのです。


相手はいない。世界は生じていない。

ここにはいない兄弟を、エゴで抹殺しない。

自分を退かせ、家で静かに兄貴にフォーカスする。

たくさんの先達の兄弟たちが、

どうすることもできない恐怖感について

シェアしてくれていたおかげで、

こういう不測の事態においても、

も安心して対処していられる。ありがとう、兄弟!