今日、事務所で仕事をしていたとき、
ちょっとしたファンタジーが舞い降りた。
寝ているときに見ている夢の世界って、
文字通りの脳が見ている〝夢〟であり、
朝が訪れ、僕たちが眠りから醒めて、
ベッドから起きた瞬間、見ていた夢も消える、
と思っている。
しかし、実際は僕たちが起きた後も、
その夢の世界は存続していて、
夢の中の登場人物は活動しているのではないか、
というものである。
僕が現実だと思っているこの幻想世界で、
夜眠りにつくと、夢の世界の僕が目醒め、
朝起きると共に、夢の世界の僕は就寝する。
この現実と思っている世界と、
寝ているときに見る夢の世界は、
眠りによって〝入れ子〟状態にあるのではないか。
いうなれば、僕は二人いて、夢の中の僕は、
この現実世界での事を夢として感知している。
そして、互いの世界で起こったことは、起床と共に、
忘れ去られる。
もしそうなら、夢の中の僕は、
夢の中の世界こそが現実で、
今このブログを書いているこの世界こそが、
寝ているときに見ている夢だと思っているに違いない。
そのとき、夜、夢を見ているときの僕に、
「きみ。それは夢だよ」と教えてやることができたら、
面白いだろうなって思った。
今度、兄弟てっちゃんにシェアしてみよう。
彼ならなにか、科学的な検証をしてくれるかもしれない。
それから、
またAちゃんのブログから教えられたことがある。
例えば、
自分が病院で不治の病を宣告されたその帰り道、
また、大好きな人を失ったばかりのその帰り道、
人に罵られようが、道が混んでいようが、
仕事で失敗しようが、お金がなかろうが、
何とも思わないはず。いや、思えないはず。
なぜなら、それどころではないからだ。
もっと深刻で大きな問題に焦点が合っているため、
他のことが入ってこなくなるのだ。
不治の病や、大切な人の喪失に
焦点を合わせたことによって、
他のあらゆる問題に焦点が合わなくなるのであれば、
神に最大の焦点を合わせることによって、
全ての意味づけができなくなればいいだけのこと…。
すでに我が家に帰還している自分に焦点を合わせ、
そこを最大限に拡大して夢の日常を送る。
神の国に気を取られて過ごすのだ。