香港さんといっしょ!ー純粋非二元で目醒めを生きるー

欲望都市香港で覚醒した意識で生きることを実践中。今回を最後の生にするための日常を綴っています。

死者が還る場所

昨日の夜から39度の熱が出て寝込んでいた。

風邪かなと思ったが、咳も鼻水もなく、熱しか出ない。

「熱が出るって、気持ちよくて爽快よね!」

とあやこさんは言っていたが、そんなことないよ。

しんどいし、熱いし、気力も出ない。


そして、夜、ベッドの上でうんうん唸っていたとき、

あるイメージが去来した。


何度も何度も生まれ変わり、

体を脱ぐと帰ってゆく、光に満ちた場所がある。

それは父が待つ天国ではなく、

〝分裂した自分〟が集まる場所だ。

そこは同じソースを持った、

分裂した魂が集まる村のようなところで、

みな、同じソースなので仲が良く、葛藤もない。

現世にいるときに赦しを行い、

あると思い込んでいる罪悪感を削除してゆけば、

分裂した自分の数が減少して、ひとつに統合されてゆき、

逆にカルマを作って戻ってくると、

分裂した自分はさらに分裂し、増殖する。

家康の生まれ変わりが何人も存在する、というのは、

家康の生で形成されたカルマが複数の肉体へと、

さらに分裂した、ということになる。


したがって、

ココが幻想世界であることを認識し、

幻想から生じるでっち上げの罪悪感を全て明け渡し、

いままで無意識にエゴを選んできたように、

聖霊だけを100%自然に選べるようになると、

分裂が統合に変わり、結果、肉体レベルの個体数は

削除されゆくのだな、と夢うつつの中で思った。


そうして個としての元となっている集落が

ひとつにまとまったとき、その魂はぱっ、と

実相の世界へと移行するのだろう。

そこで全ての魂が実相の世界に行きつくのを待ち、

最後に神の一歩を受け入れて、

完全に夢を終えて神の元へと戻ってゆくのだ。

家にはバファリンもセデスもなかったので、

その夜は、熱で朦朧となりながら、一晩過ごした。

そして、今朝、

辛いのでそのまま寝ていたかったのだが、

医者へ行け、と母から何度もうるさく言われ、

いやいや近くの医院で診察を受けた。


そう、父が大阪へ一緒に行こうと妄想した

あのお医者さんのところだった。


処方されたロキソニンを飲む。即行、熱が退いた。

抗生物質も今では1日1錠、3日でOK、

というのがあり、助かる。


薬は自然治癒力を弱めるので絶対に飲まない、

というスピの人も多いが、

僕は全然、そういうことに罪悪感を感じない。

治るときは治るし、そうでない時はそうでない時だ。


話は変わって、

数日前、テレビの深夜番組で、面白い番組を見た。

若くして亡くなった夫を今でも想っている女性の為に

本人とそっくりな人を用意してと再会させ、

生前、できなかったことをしてもらおうという企画だ。


その68歳の女性は31年前に夫を亡くした。享年39歳。

夫は肺がんとなり、7年間の闘病の末に亡くなった。

そこで番組は、

本人と骨格や顔の似ている役者さんを探し、

特殊メイクアーティストのJIROに故人の写真を見せ、

故人にそっくりな人を特殊メイクで作ってもらう。

そうして完成した故人と完璧にそっくりな人と、

その女性は再会を果たす。


ただし、

役者さんは言葉や声を一切発してはいけないし、

依頼者も本人と言葉を交わしていけない。


その女性と息子は、顔を見た途端号泣していた。

それから息子とキャッチボールをしたり、

カラオケでデュエットしたりして過ごした後、

「さようなら。これでお別れです。」

という手紙を残して夫のそっくりさんは姿を消す。


なかなかシュールな深夜番組で、

なんか、胸にじんじん来た。

そして考えた。

俺にとって、どうしても会いたい故人って誰だろう?

結構いい年齢なので、

そういう人がいてもおかしくはない筈なのに、

思い浮かばない。


肉体の死を完全に信じなくなっている。というか、

生きている肉体でさえ本当だと思わなくなってきている。

ただ、その本人がちゃんと幻想として見えている間に、、

やるべきことはやっておきたいな、と思っている。

なぜなら、彼らは聖霊の化身でもあるからだ。

なにもアサンディットマスターは、

アーテン、パーサのように、

センセーショナルに出現してくるわけではない。

普通に日々出会う何気ない人たちは、

アーテンやパーサが化身となって、

僕たちの帰還をサポートしていると感じるからだ。


〝ものの見えたる光、いまだ消えざるうち

 見とめ、聞きとむべし。〟


がっつり、〝いま〟にいることだと思う。

なぜなら、全ての故人は、

みなこの縦軸の中に息づいていると思うから…。