チムサーチュイの日航ホテルで開催ということで、
ちゃんとスーツを着て出かけた。
セミナーは、中国の環境規制強化について、だった。
9月から環境に対する規制が厳しくなり、
今後工場などで環境違反があった場合、
会社ではなく、責任者または関係者個人が逮捕され、
刑事責任を問われることになるだろう、
と講師の先生は言った。
現に広州のとある韓国メーカーの總經理と品管部長は、
規定の3倍超のニッケルをきちんと処理しなかった罪で、
1年2か月の懲役刑が下ったのだという。
宇宙人総経理と大魔神副総経理、大丈夫かなあ…。
北京の大気汚染もどうなるのだろう。
現在は車のナンバープレートの末尾が奇数か偶数かで、
運転していい曜日を割り振っている。
もしこれがなかったら、
汚染はもっと深刻化していたかもしれない。
これも一者の意識が顕れている。
〝ここ〟では何も起きていない。
消えて行く姿、修正されるべき誤りとして、
ただ、決断の主体から観察して消えるに任せる。
決断の主体にいると、
全体でやっていることがよく見える。
大気汚染も自分を含めた全体でやっている。
途中、15分の休憩が入り、ヒマなので、
コーヒーを飲みながらコースの本を読んだ。
決断の主体の位置から、
自我がやっていることを観るようになって以来、
次第に〝神の子の自覚〟めいたものが芽生えてきた。
もう卑小な攻撃には引き寄せられない、というか、
神の子が、ありもしない卑小なものに、
恐れを抱くなどありえない、と、
確固とした〝神、在り!〟の信念が生まれ始めたのだ。
以前、
羽生選手の目つきが怖いと半分ネタで書いたりしたが、
まさに、彼が〝俺は絶対王者だ!〟と言い放った時の、
あの凛とした超越感が、常に奥の奥に宿っていて、
息づいている感じがするのだ。
そのとき、ふと、この〝決断の主体〟っていう言葉、
コースの本の中のどこに出てくるんだろう、と思い、
即行、乙女ののりちゃんに電話をして聞いてみた。
彼女曰く、その言葉は一回しか出てこなくて、
それもテキストではなく、マニュアル編なのだとか。
僕はてっきりコースの本をぺらぺらめくれば、
そこここに書いてあると思ってた。
「自分で見つけようと思ったら数年かかるよ。」
と、乙女ののりちゃんに言われた。
セミナーがお開きになり、続く立食パーティーで
サンドイッチやエビフライをつまんだ後、会場を出た。
チムサーチュイの海岸べりをゆっくりと歩く。
今日の香港の気温は17度。海風が気持ちいい。
プラモデルみたいな香港島のビル群を眺めながら、
唯一の心がけは、聖霊兄貴を信頼して選択し続け、
全てを丸投げしながら、ただ凛としていることなんだな、
と思う。
乙女ののりちゃんも電話で言っていたが、
決断の主体から赦しをするようになると、
今までのような、個人が抱えている闇だけでなく、
一者が全体でやっている闇をも認識してゆくことになる。
でも、恐怖は全くない。だって、自分は神の子で、
その闇はもとから無かったと観て、
削除することができることを知っているから。
事務所に戻り、マニュアルを調べる。(←仕事せい!)
乙女ののりちゃんは5番目の質問の中のどこか、
って言っていたが、僕のマニュアル本は中国語である。
げっ、5番目の質問、長っ!
もう、のりちゃん、どこにもないじゃん!
再度電話しようと思っていたら、
あっ、あった!
〝抉擇的主體〟だって…。
感動!
終わり!