香港さんといっしょ!ー純粋非二元で目醒めを生きるー

欲望都市香港で覚醒した意識で生きることを実践中。今回を最後の生にするための日常を綴っています。

みんなカッコいい!


↑今夜の夕食はここでクラブサンドイッチを食べた。

いま、上海にいる。

今回上海事務所に入った新人事務員さんに、

帳簿のつけ方やなんかをレクチャーしに来たのだ。

昼前には上海に着く予定だったドラゴン航空便が

整備不良でなかなか離陸できず、

結局上海に着いたときには、午後3時を過ぎていた。


新入社員のロンちゃんは、26歳の日本大好き女の子。

カラコンを入れ、メイクも虎ノ門のOLさんみたい。

ただ、ほんのちょっと、ほんのちょっとだけだけど、

天童よしみ、入ってる。


かなり時間が押していたが、

明日には香港へ帰らなければならないため、

かなりのスポ根スパルタ式でレクチャーを敢行し、

最終的には、何とか今日中に財務管理票と資金繰表を、

ロンちゃんひとりで作成できるようになった。

今後、このブログにも多々登場してくると思うので、

ふぁちゃん、ケリー、ダン、ともども、よろしくね。

夜、いつものモラー邸にチェックインした。

やっぱり上海では、モラー邸が一番落ち着くよ。


夜、暇だったので、近くの陝西南路を散策した。

昔ながらの駄菓子屋さんや食堂、石造りの建物など、

ここは、古き良き上海の面影が残る通りだ。

気温は10度くらいだが、そんなに寒くない。

屋内には暖房も入っているし、香港より快適である。


途中、盲人按摩の店があったので、入った。

料金を聞けば、1時間60元(1200円)だという。

最近、24時間、前方と後方の〝はざま〟で、

明け渡しの〝ハブ〟状態となって

頑張っている僕の身体。

ちゃんといたわってあげなければ、と、

思い切って、3時間やってもらうことにした。


男性のマッサージ師さんにやってもらった。

ちゃんとツボを心得ていて、力の入れ加減もいい。

時間もたっぷりあるため、ひとつの部位を、

入念に指圧してくれる。もう気持ちよすぎて、

3時間なんて、あっという間に過ぎてしまった。


すごく気持ちよかったので、

プロの仕事に敬意を表するため、チップを渡そうと、

受付の子に、そのマッサージ師さんを呼んでもらおう

としたところ、彼女は近くのドアを指さし、

その部屋にいるから自分で呼んで、と言うので、

ドアを開けてみると、中は真っ暗闇で人の気配もない。

真っ暗で誰もいないよ、と受付の子に言うと、

壁に電気のスイッチがあるでしょ、と言われ、

スイッチを入れると、ぱっと室内の明かりがつき、

中に、10人くらいのマッサージ師さんたちが、

別々の方向を向きながら、黙って立っていた。

「明かりがあっても、なくても、同じなのよ。」

と受付の子は言った。

僕は「謝謝!」と言って、そのマッサージ師に

チップを渡し、その店を後にした。


すごい切なさがこみ上げてきた。


きっと彼らは可哀そうに違いない、と、

勝手に反応しているのは誰だ?


修正されるべき誤りを、決断の主体から兄貴へ渡す。

切なさを何とかしようとするのではなく、

それをちゃんと感じたまま、消えてゆく姿として、

静かに渡してゆく。聖霊だけを延長し続ける。

按摩の帰り、ちょっとした広場で、

大勢のおばちゃんたちが音楽に合わせ、

鈍いパラパラのような踊りを踊っていた。

音楽はノリノリのポップ系なのに、

信じられないほどのテンションの低さで、

それにみんな無表情。時間も夜の10時半だし…。

ああ、中国ってわからない。


こんな設定の一日だったが、聖霊の延長は続いていて、

今日もハートの愛の延長を実感しながら過ごした。

容姿や性別を問わず、見る人会う人のすべてが、

どこかカッコよく、クールに見える。


個性的とか、味がある、という意味でもない。

利己的に見える人も、意地悪そうに見える人も、

年齢を重ねている人も、おどおどしている人も、

みんなどこか凛としてそれをやっているような、

違っていながら共通したカッコよさがあるのだ。


愛が延長されたときの見え方というのは、

全てが同じ愛の光です、みたいな見え方ではなく、

実際には、その人その人が持っている特有の本質が、

より一層くっきりと、際立って見えてくるんだね。


言葉で表せないのがもどかしいのだが、

ようするに、みんな、カッコいい!

では、お休みなさい。