香港さんといっしょ!ー純粋非二元で目醒めを生きるー

欲望都市香港で覚醒した意識で生きることを実践中。今回を最後の生にするための日常を綴っています。

ぺしゃんこマカバ



今朝、出社してみると、

宝石商の佐藤氏から小包みが届いていた。

以前注文していたマカバのペンダントヘッドが

とうとう完成し、郵送されてきたのだ。


いそいそと小包を開ける。

それは、ベトナム語で書かれた、いかにも怪しげな、

抹茶クッキーの箱の中に紛れるように入っていた。

取り出してみて、ん…? なんか、ヘンだ!

押し潰されたようにカタチが歪んで見える。


ようく調べてみると、本来、それぞれの辺は、

互いに三角形の一辺の中心を通って、

交わり合っていなければならないのに、

二つの辺が、ずれて通っているため、

微妙にいびつなカタチになってしまっているのだ。


早速、佐藤氏に写真をメールし、電話をかけた。

「なんか、ひしゃげたマカバになっちゃってるよ!」

と僕が伝えると、

「いや、僕も検品した時にね。

 何か変だな、とは思ったんだけどさあ…。」

だって…。


これを聞いた僕は、ぺしゃんこマカバを前に大笑い。

いやあ、さっすが、天然の佐藤さん。

ベトナム的対応をありがとう。


すぐに、もうひとつ新しいのを作り、

送ってくれることになった。


それにしても、

佐藤氏がこんなミスをするなんて、本当に珍しい。

いつもは、イメージ通りの完璧な品物を、

一発納品で仕上げてくれていたのに…。


でも、よく考えてみると、注文した時には、

あんなに「ほしいーっ!」と思っていた

ペンダントなのに、今はそんなでもない。


ふと、いま自分がどうしても欲しい〝モノ〟

って何だろう? と、考えてみた。


時計とか、車とか、家とか、アクセサリーとか、

全く欲しいと思わない。


衣服も、仕事で必要なものしか買わないし、

食べ物へのこだわりもない。


自分が〝それ〟自体だと自覚してからは、

波動改善系、エネルギー増幅系グッズなどにも、

興味がなくなってしまった。


精神的な支えや愛情、特別な人や快適な住居空間、

なども、あったらあったでいいけど、別になくても、

それはそれでいいかな、という感じだ。


ま、強いて言えば、使い勝手の良い、カバン、かなあ。

しかし、これも、出張に必要だから欲しいのであって、

欲しいから欲しているのではない。


まあ、こんな風に書くと、

なんとなく虚無っぽい感じではあるが、

決して、欲を放棄している、とか、手放した、

という感覚ではない。

実際には、すごく清々しく、楽だし、

なかなか、ひゅんひゅんな毎日である。


今後、どんどんエゴの明け渡しが進んで、

聖霊兄貴の占有率が増加してゆくに従い、

逆にすべてを擁しているという、

愛の感覚が強まっていくのだろう。


ただ、起きていることが起きている、

ということなのだろう。


話は変わって、皆さんは、家族や友人など、

普段親しくしている人が、突然、得体の知れない、

奇妙な生き物に見えることはないだろうか。

誰々さんでもなく、人でもなく、生物…。


今日、宇宙人総経理の席で、一緒にSKYPE会議に

参加していたとき、斜め前でしゃべっている彼が、

特殊メイクをした映画のエイリアンのような、

彼としての感情や性格やアイデンティティが脱落した、

無機質な〝動く未確認生物〟のようなものに見えた。


〝彼〟ではない何かが、〝彼〟を装って、

口をぱくぱくさせながらしゃべっている。


こういう感覚は以前にもあったが、

それは、道を歩いている見知らぬ人に対してであり、

親しい人にこういう〝無機感〟を感じたのは初めてだ。


こんな気持ち悪いものを、

宇宙人総経理だと思いこんでいたなんて…。


自分は誰かをこの身体に投影してみているだけだ。

ここには誰もいない。


そのとき、はたと気づいた。


自分の肉体だって、彼らと同じ〝気持ち悪いモノ〟

だった、と…。


自分は自分をこの身体に投影して見ているだけだ。

ここには自分はいない。


さらには、その自分を見ている自分もいない。


うう。

ちょっと、熱が出てきた。

比喩ではない。本当に熱が出てきた。


今週いっぱい頑張れば、来週はクリスマスの5連休だ。

今日は早く寝よう。