香港さんといっしょ!ー純粋非二元で目醒めを生きるー

欲望都市香港で覚醒した意識で生きることを実践中。今回を最後の生にするための日常を綴っています。

幻想の証明



この正月、ディスカバリーチャンネルでやっていた、

『モーガン・フリーマンが語る宇宙:現実とは何か』

という番組がとても興味深かった。


あなたが見ているこの現実は本当に実在しているのか、

今朝のベッドでの目覚めは本当の目覚めなのか、

幻想の世界はどういう仕組みで成り立っているのか、

といった問いに、世界中の脳科学者、物理学者、

数学者、哲学者、が様々な方法でひも解いてゆく。


まず最初に、脳のトリックについて解説していた。

よくマジシャンがウサギをシルクハットの中に入れ、

消えてなくなりました、という魔術を見せるが、もし、

このウサギの一部分だけを隠しても、僕たちは、

そのウサギが、まだそこに在ると考える。

しかし、実際、ウサギが存在する確率は半々だ。

それでも、ウサギがそこにいると信じて疑わないのは、

僕たちの脳が記憶の中にストックしている3Dモデル

を使い、見えない部分を補填しているからなのだ。


頭にため込んだ無数のモデルを利用し、

自分の都合のよいように目の前の景色を組み立て、

それを現実、とみなしている。


要するに、あらゆる現実は、五感によって

入ってくる情報によって成り立っている、と言える。

だが、五感の感じ方や解釈の仕方は人それぞれ異なり、

したがって、人はそれぞれ固有の現実空間の中で、

分離して暮らしている。

人の数だけ宇宙がある、というわけである。


↑我々は牢獄で耳と目を封じられている存在だと、
 学者自らが再現して見せている。

自分が見ている空間以外に世界は存在しない、

シルクハットに隠れている見えないウサギの部分は

存在しない、という仮説も、

すでに量子物理学によって証明されている。


陽子や電子などの粒子は一般の物理の法則に従わない。

量子力学のルールに従う。

粒子には決まった位置がなく、普段は、

確率の波のように、ただぼんやりと、存在している。

そこへ僕たちの視線が注がれた途端に、

粒子は突然、現実の物質となって立ち顕われる。

視線をそらすと、粒子はまたぼんやりと広がり始め、

確率の波に戻ってしまう。

要するに、もし自分の目の前にAさんがいなければ、

世界にAさんは存在してない、ということなのだ。

ここまでなら、これまでのディスカバリー番組と

何ら大差はないのだが、おっとどっこい!

この番組には続きがあるのだった。


実は、この量子さえも幻であり、

僕たちは背後から投影された影を、

量子として見ているにすぎない、と言うのだ。


この博士(名前は忘れた。写真の人。)が言うには、

背後の観測者の決定によって、量子配列が決まり、

ホログラムとして影のように投影されている、と…。


そして、別の博士は、

この世界は巨大なシミュレーションであると言い、

ホログラム的に自分たちは夢の中で夢を見ている

状態にあると、さまざまな実験をして見せていた。


この博士は言う。


「この現実世界(宇宙)は幻で虚像だと、

 実験によって証明されて来ているにもかかわらず、

 我々人類は、パニックや恐慌を避けるために、

 この紙幣には価値がある、この人物には価値がある、

 この仕事は価値がある、と、信じ続けることを

 選択している。こうやって、頭の中にだけにある、

 意図的に作られた幻想の世界に住み続けることで、

 自分も宇宙も崩壊せず、因果律も壊さずにすむ。

 幻想のお金で買った幻想のケーキではあるけれど、

 サイコーに美味いので、まあOK、というわけだ。」


コースやスピで言われていることが、

こうやって世界の名だたる大学の学者によって

証明されつつあるなんて、なんか嬉しい。

それがちゃんと、テレビで放送されていることも…。