家の近くにある誠品書店へ立ち寄ってみた。
1ヶ月前に3冊あった自分の本が1冊になっていた。
店の人にパソコンで調べてもらうと、
おおっー!
マジで、に、に、二冊売れてるっ!
そのうれしさの勢いで、地下のユニーへ行き、
200香港ドルもするトロの刺身を奮発してしまった。
でも、印税は2冊で15.6香港ドル…。うううー。
最近、
「実は、俺って、究極のアホだったのではないか。」
と、ようやく自覚しはじめている。
真実について、
何にも知らないし、何にもできない。
やることなすこと、みーんなエゴってる。
そして最後は身体を脱ぎ、
〝なんじゃこりゃー!〟で終了となる。
兄貴の前で兜を脱ぎ、
抵抗をやめてじっとしているしかないと分かっていても、
ちょこまかちょこまかと〝どうにも止められない〟
江古田自我男の自分がいる。
今在るこの瞬間を受け入れ、抵抗せずにいると、
静寂と共に、正気が回復してくる。
初めから無かった世界で、
自分は一体何をしているのだろう、と…。
もういい。
なるたけじっとしているので、後の事はお願いします、
どうにも止まらない自分ごと、兄貴に丸投げする。
完全降伏まで、あと一歩…。