レイキセッションを受けに行ってきた。
コーズウェイベイ(香港の渋谷)に
里絵(SATOE)さんという日本人女性がオーナーを務める
個人的なセッションルームがあり、
香港在住日本人のブログサイトを閲覧していて、
たまたま、彼女のブログに行き着き、興味を持った。
レイキ(靈氣)という言葉は知っていたが、
実際に受けてみるのは初めてだった。
当日訪ねて行くと、里絵さん本人が出迎えてくれた。
静かで清潔なセッションルームでお茶を飲みながら、
カウンセリングを受けた後、セッションが始まった。
90分のコースで、その間、彼女の手が、
僕の全身をスキャンするように移動してゆく。
やってもらっているうちに、
ヴィパッサナー瞑想と近い感覚になってきた。
氣の詰まりを流してゆくのだが、僕の場合は、
その部位、その部位をしっかり観察しながら、
ひとつひとつの細胞にこびりついている意識のカスを
掃除していくという感じを大切にしながら行なった。
90分はあっという間に過ぎた。
終わってから、再びお茶を飲みながら、
人体図を基に、僕の気が詰まっている部分を
里絵さんに説明してもらう。
僕の場合、腸が特に弱っているらしく、それは、
精神的に様々な事をため込んでいることも
原因のひとつらしい。
聞けば、レイキって日本が発祥の地だということで、
100年前に臼井さんという人が始めたのだという。
今回、僕自身レイキを体験してみて、
うわっすごい、という感覚はなかったのだが、
身体がスッキリと軽くなり、静かに自己の肉体を
内観する時間を持てたのはとてもよかった。
こういう、肉体を癒す、といった類の、
プラクティカルなセッションは、
奇跡講座が教える赦しや聖霊を通じた明け渡しとは、
どこか別モノ、という感覚を持ってしまいがちだが、
まあ
赦しの実践自体、幻想の肉体を使ってやってるわけで、
カタチのレベルでのケアは必要かな、と思っている。
せっかくコーズウェイベイまで出てきたので、
今週の日本帰国に備え、スーツケースを買おうと、
香港そごうに入った。
スーツケース売場は大陸の人たちでごった返していた。
勝手に売り物のスーツケースを通路に広げ、
自分が持っている荷物を詰めてみて気に入らなければ、
再び自分の荷物だけを持って去ってゆく。
残されたスーツケースは通路の床に広げられたままだ。
勝手に自分の荷物を詰めないよう店員が注意しても、
まったく聞く耳を持たず…。
ああ、消えてゆく姿…。
長年の赦しの賜物なのか、はたまた、
ただ慣れてしまっただけなのか(笑)
こういう光景を見ても、何も反応が起こらない。
VR上に顕れている、ただの設定映像にしか見えない。
結局、2〜3泊の出張に最適な、
小さな青いスーツケースを購入した。