そうなのだ。明日から日本へお里帰りなのである。
というわけで毎日、上海、香港、佛山、フィリピン、と、
各拠点の経理の女の子たちを煽りに煽り、
一週間前倒しで月末の資料を作成してもらい、
なんとか、月末の支払いと資金繰りを完了できた。
その他にも、超高速ですべての契約書をチェックし、
サインをしまくってフィニッシュ!
これで安らかに休暇を過ごせるぞ!ひゃっほーい!
日本での日程は、
21日:ハノイの怪しい宝石商佐藤氏と新宿で飲む。
22日-23日:品川でデイヴィッドのセミナーに参加。
24日-26日:兄弟てっちゃんちで遊ぶ。
26日 - :大阪の実家でいろいろ。
という感じなのだが、デイヴィッドのセミナーでは、
乙女ののりちゃんや英語ペラペラの才女X女史
(ぶっちゃけ鹿児島のきりちゃん)に会えるので、
とっても楽しみなのだ。
もし、読者の方で、参加される方がおられたら、
お気軽にお声掛けください。
まあそうやって、日本一時帰国が近づいたこともあり、
X女史や乙女ののりちゃん、兄弟てっちゃんたちと
何やかやと、やり取りする機会が続いていたのだが、
そこで強烈に出てきたのが、同じ赦しを実践している
兄弟に対する攻撃や裁きの思いだった。
会社の同僚、普通の友人やちょっとした知り合い、
家族、コース以外のスピをやっている人、など…、
赦しと全く関係のない人のことは即座に赦せるのに、
こと、同じコースをやっている実践者の兄弟となると、
途端に、その兄弟たちの言動、行動、実践の内容に、
ことごとくチェックが入り、その結果、心の中で、
イラつき、批判、攻撃の思いが強烈に上がってくる。
例えば、
相手がコースに関して、今こんな体験をして、
それをこういう風に赦している、
みたいなことをメールで書いてきたとすると、
即座に、それは違うだろう、という否定の反応が起き、
自分の論理を正当化して相手を有罪にしようとする。
時には、相手に憎悪を感じることさえある。
そして、外部他責型の僕は、実際にそのことを、
相手に伝えてしまったりする。
コースをやっている友人兄弟も、会社の同僚と同様、
赦しのステップは同じだ。それは分かっている。
なのに、どうして、コース兄弟に対してだけ、
特別な憎悪と怒りを実在化してしまうのか。
嫁が何をしても気に入らない姑のよう。(大笑)
とは言っても、終わらせたければ、赦さねばならない。
赦すところまでは自分の仕事だからだ。
なので、粛々とこの分離の思いを決断の主体に戻し、
忘却のベールの向こう側を兄貴と一緒に観る。
神から離れたという思い込みを疑いはじめ、
天国への帰還を選択して次々と幻想を赦し、
兄貴へ訂正依頼をしていく中で、
ひょいと隣を見れば、同じように赦しを実践し、
天国へ帰還しようとしている兄弟たちが何人もいる。
苦労してやっと見つけた自分だけの脱出口に、
意外にも大勢の人が殺到しているではないか。
思わずイラッとくる。
誰よりも先にこの出口から天国へと脱出するのは
自分のはずなのに、同じことを企んでいる奴らが
こんなにもたくさんいるなんて…。気に入らない。
そんな奴らは絶対に赦せない、という具合である。
同時に、コースをやっていない普通の人たちを、
どこか〝自分より遅れている人〟と見ている
ことにも気づいた。
彼らは決して自分より先んじて奪わない。
だから安全であり、ゆえに赦していい。
人が受け取れば、その分、自分が奪われる、
という欠乏の感覚。
コースの中でも〝差〟を作って分離していたい、
という分離の思い。
赦しをうまくすり替え、生き残ろうとするエゴ。
まだまだ、個としてやる気満々なベールの向こう…。
もちろん、肉体としての〝個の自分〟は、
ベールの向こうでこんなことをやっているなどとは
露とも思っていない。それどころか、コース兄弟を、
むしろ、仲間として愛してさえいる。
うわあ、きつい。
なに、このドロドロの汚物は…。
こんなの、見たくなかった。もう耐えられない。
そのとき、聖霊兄貴の声が聞こえてきた。
すでに、ここが、そのまま天国なのだよ。
もう天国にいるのだから、出口を争う必要などない。
赦しを実践している兄弟は君の正しい心の一部だ。
故に、兄弟こそが愛であり、君を天国へ導くのだ。
そして兄弟が天国へ帰るとき、君も帰還する。
どちらか一方だけ、なんてあり得ない。だから、
兄弟のように見えている自分を裁いてはいけないよ。
苦しまなくていい。君は騙されているに過ぎない。
ただ赦しなさい。騙されている自分の心を赦しなさい。
聖霊兄貴がそっと僕に寄り添う。
この赦しの最中は佛山へ向かう船中だったのだが、
コース仲間の人たちの顔が走馬灯のように、
浮かんでは消え、浮かんでは消えしていく中で、
読者の方々の御多分に漏れず、大泣き…。
そんなこんなで、
多くのコース兄弟が集うデイヴィッドのセミナーは、
僕にとって、一つの知覚が訂正され、
赦しが完結する場となるだろう。
なので、みなさん。
当日はそのつもりでよろしくね!
うふふっ…。(オネエかっ!)