香港さんといっしょ!ー純粋非二元で目醒めを生きるー

欲望都市香港で覚醒した意識で生きることを実践中。今回を最後の生にするための日常を綴っています。

寸止め


↑久々に足の裏の角質取りをしてもらった

今日の香港の気温は摂氏17度。

暑くもなく、寒くもなく、ちょうどよい気候である。

月曜早々、出張で佛山入りをし、

棚卸監査のため、水曜日まで香港に帰れまてん、

というわけで、やっと今日戻ってきた。


中国でも、だんだん旧正月モードに入りつつあり、

工場では、田舎へ帰る汽車の切符を買おうと、

就業時間にもかかわらず、スマホ片手に奔走したり、

休暇の申請を通そうと上司とバトルする者、

田舎への手土産の算段をする人など、

工場全体がソワソワと落ち着かない感じだ。


僕はと言えば、旧正月前のアニュアルパーティーで、

海坊主総経理と〝恋するフォーチュンクッキー〟

を踊ることになり、

昼休みにこっそり練習をしたりしていた。

スキンヘッドの海坊主総経理は、

当日はかつらをつけて踊る、と張り切っている。

一応、僕がまゆゆで、海坊主総経理が指原の設定だ。


そんな感じで、工場で一生懸命働きながらも、

〝今、この瞬間を放っておく〟を実践する。


お客さんを中国のカラオケパブで接待した、と、

香港の総経理が恐る恐る僕の所へ領収書を持ってきた。

ゲゲッ!なにーっ!7000元(11万円)!

中国だとせいぜい3000元でおつりがくるはずだ。

絶対、あんなことや、こんなこともやってるはず、と、

思わず問い詰めたくなるが、とりあえず放っておく。


購買部の注文書のファイルを監査していて、

月毎ではなく、業者別にファイされていることが発覚。

1年に1度しか発注のない業者さんでも、

ファイルが一冊必要となるため、

新しい業者が増えれば、

ファイルの数も延々増え続けることになる。

なんで月別にファイルしないんだ、

と叫びたくなるのを寸止めし、

とりあえず、そのままにしておく。


その他にも、例えば、

在庫の数が合わないのはあいつのせいだ、とか、

あの資材主任、間違いだらけで大丈夫なのか、とか、

そこの女工さん、頼むから風呂に入って、など、

とりあえず、一歩下がって放っておく。

手で追い払おうとした蟻でさえ、

そのままお通り頂く。


雑談をしたり、仕事をしたり、食事をしたり、

普段の会話や行動は、普通にするのだが、

自分は今攻撃したいんだな、と気づいたときや、

相手を変えたいんだな、と思ったとき、または、

〝わたし〟が一歩出よう、という意思が動いた時は、

はっと立ち止まって、意識を起きている空間へ戻し、

そのままの在るに任せるようにする。


まあ、そこまでやらなくても、、

エゴと同一化して出来事に埋没しなければ、

別に何を言っても構わないのだが、

〝一歩出たがり〟な僕の場合は、兄貴の監修の下、

こういう〝とりあえず止めようか〟

的な訓練が必要なようである。


でも、何度も何度も意識的に繰り返していると、

やがて、自動的に気づけるようになり、

自然と攻撃の寸止めができるようになるから不思議だ。


そうやって過ごしているうちに、

他者に対する攻撃の思いや、

これがしたい、あそこへ行こう、といった欲望など、

いままでこれを〝私〟だ、と思いこんでいたけれど、

自分とは全く関係のないところから、

勝手に湧き出している思いだったということが

理解できてくる。


とまあ、こんな感じで、現在、〝個のわたし〟が、

聖霊兄貴の仕事の邪魔をしないための訓練中である。