↑東京へ新幹線で移動中。富士山見えた!
昨夜、夢の中にいると自覚しながら、
夢を見ている、という不思議な体験をした。
しかも、その夢の中でいくら目を覚まそうと試みても、
絶対に夢から目覚められないのだ。
本当に恐ろしい夢だった。
僕は、中東っぽい外国のバス停のベンチで、
ひとりバスを待っている。
ふと見ると、全財産が入った黄色いバッグがない。
慌ててあちこち探しまわるがどこにも見当たらない。
見れば、周囲の人たちも黄色いバッグを持っている。
ひとつひとつ、彼らのバッグの中身をチェックするが、
どれも自分のものではなかった。
異国の地で、パスポートも、お金も、ケータイもない。
大きな恐怖と絶望の中、突然、自分が今眠っていて、
夢を見ていることを思い出した。
これは夢だったんだ。目覚めればいいだけなんだ。
ああ、助かったあー。
しかし、夢の中で、いくら目をしょぼつかせてみたり、
頭を振ってみたりしても、目が覚めないのだ。
夢だから覚めるはずなのに、なんで? 焦る。
そうこうしているうち、バスが来た。乗る。
窓から見える荒野の岩肌や、ラクダまでもが、
現実と全く同じように、リアルに見えだす。
夢の中で一生を過ごすなんて冗談じゃない。
早く目を覚まさなければ、と焦るが、目覚めない。
このまま目覚めなかったら、どうなるのだろうか。
そんなの、絶対にいやだ。でも、だめ。目覚めない。
やがて、夢を見ているという事実を忘れはじる。
や、やばい! 夢を見ている事を忘れ、
ここを本当の世界だと思ってしまえば、
自分は永遠にここから抜け出せなくなる。
それだけはなんとしても避けなければ。
そのとき、背後の聖霊の呼び声に、
意識を集中させることを思い出した。
兄貴!僕を目覚めさせてください。
実家の自分の部屋で目覚めた。
ああ、よかったあ。たすかったあ。
でも、さっきの夢の中の出来事は、
いまの自分の姿そのものではないのか。
そう思った瞬間、切なさと絶望感がこみあげてきた。
↑眼科で半年分の目薬をもらう。
それにしても、リアルな夢だった。
普通、夢って、
起床してしばらくすると忘れてしまうものだが、
バスの運転手の顔や声、失くしたバッグの色まで、
鮮明に思い出すことができる。
ぞろ目といい、今回の夢といい、
最近、映像として見せられることが本当に多い。
きっと今の自分も、
このように目覚めない夢の中にいるのだろう。
ここから脱出するには、やはり、起きろー、という
聖霊の呼び声に耳を傾けるしかない。
そして、次々と顕われてくる夢の出来事を、
聖なる神の子の光を延長させることで神に変換し、
これはただの記憶で幻想でさえないんだ、
と、別人格の他者の群れを徹底的に赦してゆく。
あとの時空で起こることは聖霊に任せる。
もう、これからは、
夢を赦すこととハートを延長させること、それだけだ。