↑ 醬爆羊肉(中国東北料理)で夕食。ご飯が進む。
ここの所、
香港はじめじめした鬱陶しい天気が続いている。
日本はこれからが、桜満開、春本番となるのだが、
香港は、湿度99%の雨季へと突入する。
スコールが降る気持ちの良い雨季ではなく、
亜熱帯特有のシトシトジメジメした天気が、
これから1か月ほど続く。
洗濯ものが臭くなり、壁には黒カビが繁殖し、
クロゼットにはキノコが生えるのだ。
で、今日帰宅したら、
家じゅうに漂白剤の匂いが充満していた。
カビ防止のため、事前にお手伝いのチョイ姐が、
漂白剤で家中の壁や家具を拭いておいてくれたのだ。
これは、雨期に入る前に行なう儀式のようなもので、
スーツにもファブリーズを噴霧しておいてくれる。
こうしておくことで、
ウールの布地に、白カビが吹くのを防げるのだ。
というわけで今日、鹿児島行きの航空券を購入した。
香港−鹿児島間は、LCC便しかなく
今回初めて、香港航空というLCC航空を利用する。
トイレが二つしかないとか、座席が狭いなど、
口コミはイマイチのようだが、
兄貴が示してくれるシンボルを拾いながらゆけば、
僕に試練を与えるようなことはないだろう。
それに、現地では、
兄弟たちとの楽しい語り合いが待っている。
ようし!
湿っぽい香港を離れ、
お花見→温泉→焼酎→黒豚→鮮魚→語り合い、と、
おいしいものをいっぱい食べ、美味い酒を飲み、
九州の春を思いっきり満喫するのだ!ゴーッ!
↑中国の人は茶碗を手に持って食べる習慣がない。
テーブルの茶碗に顔を近づけて食べる。
で、最近何でかわからないのだが、
時間があれば、奇跡講座のテキストを読んでいる。
出張に持って行きやすいように、硬い背表紙を切り、
ぐにゃぐにゃになるようにして持ち歩いている。
もともと中の紙は薄く軽いものが使用されているので、
表紙の芯を抜けば、すごく軽くなる。
そして、実を言うと、
僕はまだテキストを読破していないのだ。
あと130ページほど残っている。
皆さんと同様、読み始めると眠くなるので、
なかなかページが進まないのである。
それがここ最近、眠らずに読めるようになった。
電車の中で、みんなスマホを眺めている中、
分厚い日本語の本を広げている僕って、
なんかシュールでイケてるぅーっ、
と思うのは自分だけだろうか。(←そうだよ by 読者)
コースの文章は学術的で難解だと言われるけれど、
僕は全然そんなことないと思う。
口語体で書かれているし、
聖書が分からなくても理解できるよう、
文も丁寧に吟味して書かれている。
まあ、これも、僕がテキストを読み始めるより前に、
ハレ師匠が奇跡講座の全ての理論を図解にし、
系統立てて抗議してくれたお蔭である。
〝毎日、毎分、刻一刻、あなたは恐怖の時間が、
愛の座を奪ったあの一瞬(第4分裂/ビッグバン)
を再び生きているだけである。
それ故にあなたは、過去と現在の間の
本当は実在しない隔たりを超える時まで、
毎日、死んでは再び生きることを続けている。
すなわち、全ての時間は、すでに終わったものが、
依然として今ここにあるという、
狂った信念に他ならない。〟
〝過去を赦し、それを手放しなさい。
兄弟を優しく見つめ、
それから、この世界を眺めなさい。
そこでは、あなたの憎悪の知覚が、
愛の世界の知覚へとすでに変容させられている〟
(『奇跡講座』 第26章 過渡期〜小さな妨げ〜より)
仕事中や家にいる時に〝ふっ〟と浮かんでくる、
過去に出会った人たちとのさまざまな憎悪劇場、
仕事や家族関係ですったもんだしていた頃のこと、
ちょっとしたすれ違いで疎遠になった友人のこと、
こういう小さな過去の出来事を赦し、見送ることは、
エゴを選び、ビッグバンが起こったあの瞬間の、
恐怖と絶望を赦しているのと同じことなのだ。
そうやって、
罪悪感への信念を否定し、兄貴に向かって、
平安と感謝(愛)への入れ替えを要請してゆく。
日常の生活を明け渡すことで、
ビッグバンなど起こってなどおらず、
ハートの至福はすでにここにあることを知覚する。
なぜなら、僕はもう、
死んでは生まれるという幻想を繰り返すことを
放棄すると決めたのだから…。