昨日は工場の管理部のみんなと一緒に、
四川料理を食べに行った。
外国人向けの清潔でスマートなレストランではなく、
四川省から来た女工さんが通う本格的な店で、
それだけに、味も本格的だ。
もう、おいしい、とか、おいしくない、の問題ではない。
また、辛い、とか、辛くない、といったレベルでもない。
痛いのだ!舌が痛い!口が燃えているのだ!
海坊主総経理は、お椀にお茶を注ぎ、
料理を洗いながら食べていたが、それでもきつい。
案の定、あくる朝、お尻がえらい事になっていた。
食べながら思った。
辛い、とか、甘い、とか、美味しい、とか、まずい、とか
これって、舌の上だけで起ってることなんだなって…。
喉元過ぎれば、肉を食おうが、パンを食おうが、
四川料理だろうが、広東料理だろうが、同じだ。
そういう意味では、
味覚も舌の上だけで起きている幻想だ、と言える。
実際、四川省の人は、この激辛料理を普通に美味い
と言って毎日食べているわけだし…。
ただ、味覚に差を見て、
「このワインはチリのカルメネールでどうのこうの。」
「わたし、ウニはダメな人だから、どうのこうの。」
とか言ってるだけだ。
なので、聖霊兄貴からくる愛と慈しみの延長として
味覚を感じてみると、たとえ腐ったものを食べても、
〝愛の味覚〟にしか感じられないのかもしれない。
〝愛の味覚〟かあ…。
お母さんが子供の為に愛情込めて作った料理の味、
みたいな?
というわけで、今、空港で書いている。
数時間後には鹿児島である。
初めてのLCC香港航空なのだが、
手荷物が無いので、自動機械チェックインで、
スムーズにチェックインできた。
カウンターチェックインでは、
もう行くのをやめようか、と思うくらい、
何百人という人が並んでいた。
日本は、お天気がちょっと心配。
でも、雨の方が花粉が飛ばなくてよい。
花冷えの日本もオツなのだ。
〝愛の味覚〟をいっぱい味わってこようっと。
では、行ってまいります!