天候不良で彼の仕事が休みになったのだ。
「正義よりも平安を選ぶ、ということの真の意味は、
起きている物事に対して選ぶ平安、つまり、
自分に都合のいい平安を選ぶということではなくて、
聖なる父の子としてただ祈っている状態なんだ。」
と、兄弟てっちゃんは言った。
「今のこの状況では、いったいどうすることが、
自分にとって平安なのか。」
と、ともすると、自分で平安を取りに行こうとする、
その瞬間をも明け渡し、聖なる神の子として、
どうぞわたしを使ってください、とただ祈る。
そうやって兄貴の自動操縦状態になると、
現実世界で必要なことは、兄貴が手配してくれる。
それにしても、そこまでの深い認識を以って、
日々赦しを実践しているなんて、
ホント、てっちゃんってすごい、と思った。
まあ〝自動操縦状態〟と聞けば、
何かに洗脳されるような、支配されるような、
自分が無くなってしまうような恐怖に襲われる。
僕の場合で言えば、それは逆だった。
どんどん本当の自分が復帰してゆく感じ。
ハートの方が正気の自分であり、今までの自分が、
洗脳され、支配されてきたのだということに気づく。
そうやって、深い気づきから出発した語らいだったが、
奇跡講座→仕事→お金→年齢→陰謀論→お金、と
話題はいつものように流れ、途中、僕は出前のピザ、
てっちゃんは、さおちゃん手製のカレーを食べつつ、
午後3時から始まった語り合いは、
11時近くになってようやくお開きとなったのであった。
そして、今日からお仕事。
それでも、小学校はまだ今週いっぱい休みなので、
家族旅行から戻っていない人も多いらしく、
朝の通勤の地下鉄もガラ空きだった。
自分の意志とは関係なく〝ふっ〟と上がってくる
神の子としての〝聖なる感じ〟だけで過ごす。
何かを見たり聞いたりしたときに感じる、
純粋なおおもとの〝ふっ〟の感じ。
会社とか同僚とかコーヒーとかに意味づけされる前の
ひとつの〝聖なる感じ〟。
昼休み、ふと、肉体の自分がどんなに攻撃されても、
神の子としての〝僕自身〟は、絶対に傷つかない、
肉体が知覚しているものは〝僕自身〟ではない、と、
頭ではない理解が起きた。
肉体は本当の自分とは何の関係もない。
だから、Jの肉体は磔になっても、霊としての彼は、
少しも傷つけられることなど無かったのだ。
この話は、神の使者でも読んだし、
デイヴィッドも同じことを何度も述べている。
なのに、いまになって〝ふっ〟と理解が起こる。
本当に自分では何もやっていない。ていうか、
これ以上、真実ではない肉体に、何もさせない。
エゴにどう対処するかではなく、
自分の本性が何かを自覚していればいい。
自分は唯一無二にして最強の神の子なのだ。
その自覚以外、実際には何も要らないのだ。
と、そんなこんなしていたら、
ケリーが27日から韓国へ旅行に行くので、
3日間休みをくれと言ってきた。
休むのはいいが、今、韓国行って大丈夫なのか?
ちょっと、心配。(← って、それがオチかい!)