↑取引先の社長に連れられ、
キノコと鶏肉の薬膳鍋を食べた。
エキスが出ていてすごく美味かった。
最近、ちょっと仕事が忙しい。
来週日本へ一時帰国するということもあるが、
工場の清算関係で、支払いとか、売掛金の回収とか、
政府への抹消手続きとか、いろいろ動き回っている。
工場を大家さんへ明け渡す際、全ての内装を撤去し、
〝がらんどう〟にして返さないといけないのだが、
これにはものすごいお金がかかる。
多分、うちの工場だと2000万円くらいは必要だ。
そこで、聖霊お願いしますってやってたら(←ウソ)、
なんと、うちの工場を今の内装のまま譲り受けたい、
という、何ともありがたい日系の会社が現れた。
その会社は、近くの工業園で鋳型成型をやっていて、
工場が老朽化し、手狭になったため、ここ何か月か、
新しい工場を探していたのだという。
もともとは、海坊主総経理が日系企業の交流会で、
その会社の専務と知り合い、話が進んだ。
それで、その専務さんが今日、工場を視察に来られ、
まだ新しい工場の内装を見て一発で気に入られ、
ほとんどの内装や備品をそのままの状態で、
買い取っていただけることとなった。
もちろん、最安値の値段だが、
何千万円もの撤去費用が浮くうえ、、
向こうにしてみても、新たな内装工事費が不要となり、
まさに、願ったり叶ったりの取引となった。
やっぱり、赦しを実践したら全てうまくいくんだねえ、
なんていうのは冗談で、
視察をしている間、これもまた夢の物語に過ぎない、
と、ただ、実在でないものを通過させながら赦した。
↑美味すぎて何倍もおかわりしてしまう
こうして、残務整理のお手伝いとして残ってくれていた
幾人かの従業員さんたちも今週には去り、
来週からはふぁちゃんと海坊主総経理だけが残る。
だが、海坊主総経理も10月末で雇用終了となり、
ふぁちゃんは年内一杯で定年退職(50歳)となる。
そうやって、年内には、
僕の強制帰還道場も完全に終焉を迎えるのだ。
今後は、この夢の世界を大いに楽しみながら、
夢の投影の元ネタとなっている、
自分の無意識の中に隠蔽している罪悪感を解体し、
実世界に帰還することだけに集中することにする。
そういえば、最近、何を見ても、笑えてくる。
エスカレーターで前を行くおばさんのブラウスの柄、
スマホゲームに没頭しながらゆらゆら歩く兄ちゃん、
海坊主総経理の悲壮感に満ちた泣きそうな表情、
朝から晩まで何かを食べているケリー、
鍋がぐらぐら煮え立つ様や、突然始まったしゃっくり、
果ては、喧嘩をしている人や、何かに悩んでいる人、
地下鉄で居眠りしている人を見ても、
それが何かのジョークのように思え、
どこか、滑稽で、可笑しく感じられてくるのだ。
悲惨な目に会っている人(または自分)を見て、
そのエゴのわざとらしさ加減にウケまくるなんて、
どこか不謹慎で、失礼で、冷酷極まりない、と、
思わず自動反応してしまうが、もうそんなことで、
自分に罪悪や後ろめたさを感じる必要などない。
ジョークはジョークであり、ウソはウソなのだ。
ただただ、嘘っぱちのでっち上げを本当にしない、
それだけである。
人からどう見えるかを気にしてはいけない。
気にすれば、
夢の登場人物を実在化させてしまうことになる。
非実在のモノを実在にはしない。
夢を見るもので居ることを放棄するのだ。
というわけで、
今夜はトレーニングの日で、身体測定の日。
体脂肪率がどうなっているのか、
ああ、こ、怖いよう。(←違うだろーっ!)