東京へ向かう新幹線の中でこの文章を書いている。
三席並びの最前列のシートで、しかも僕一人なので、
テーブルも電源も使い放題でラッキーであった。
今夜は兄弟てっちゃん達と夜通しリトリートなので、
これを書き終えたらちょっと車内で寝ることにする。
今回の一時帰国の間、ゆったりと過ごしながらも、
日々様々な事項を選択し、決定してゆく。
友人に会いに四国へ行くには成田から?羽田から?
東京本社に出社した夜はどこのホテルに泊まる?
東京へは新幹線で行く?それとも飛行機?
日本で買った品物は会社へ郵送?または自宅?
そんなとき、2年ほど前までは、
「わたしは四国へ行った方がいいですか?」
「どの服を着て行ったらいいですか?」
「どちらの靴を買えばいいですか。」
「聖霊よ、今の私に分かるように教えて下さい。」
と、なにか現実的な事を、逐一聖霊に訊いて、
具体的な答えをもらう、ということをやっていたが、
現在、僕は、そのやり方を採用していない。
なぜなら、夢の世界の何かを聖霊に訊いた時点で、
個の自分に得な方を選択しようとするエゴの部分が、
どうしても意識下で働いている事に気づいたからだ。
それに、これって、
どこか〝こっくりさん〟をやっているみたいで、
気持ち悪い、と感じるようにもなった。
だって、聖霊は自分の中の一部なので、
聖霊を信頼して手を放していれば、
個の自分がどんな最悪な選択をしたとしても、
それは〝聖霊の選択〟だと思うからだ。
今の僕は、根底に兄貴への信頼感が流れていて、
ゲームの操作ボタンから手を離したまま、
怖いながらも、踏ん張っている、という感じ。
聖霊兄貴との繋がり方を箇条書きにすると、
1.まず聖霊兄貴を100%信頼する
2. 24時間丸ごと自分を開け渡した状態で委ねきる
3.普通に自分の中から出てくる〝ふっ〟に従う。
4.選択した後は変更しない。
といった感じか。
この、選択した後は変更しない、というのがミソで、
自分が選択したことを聖霊の選択として信頼したら、
むやみにゲームの操作ボタンに手を出さない、
放っておく、ということだ。
その間、損得勘定であれこれ迷っても構わない。
それも含めて、いじらない。
また〝大丈夫、全ては完璧で、うまくいっている〟
などと考える必要もさらさらない。
だから〝ふっ〟を信頼して動いた後は、
「やっぱり、こうしたほうが…。」と思ったとしても、
僕の場合、とりあえずそのまま放っておく。
(そうできずに、手を出してしまうことも多いが…。)
量子の最適化ではないけれど、
自分がこうすると決めた瞬間、
量子が最短でその目的を達成するために、
0と1のビットを一瞬のうちに配列してしまう。
たとえ、それを選択したことで最悪な状況に陥っても、
そのまま行けば、必ず目的地に到着するのだ。
その道筋が、量子の出した最短距離だからだ。
だが、途中で選択の変更を重ねてしまうと、
量子の最適化が何度も繰り返されるため、
なかなか目的地にたどり着けないことになる。
↓量子の最適化についての記事はこちら↓
りょうこちゃん - 香港さんといっしょ!ー純粋非二元で目醒めを生きるー
それは、
特売の日のスーパーのレジの行列に似ている。
隣の列の方が速く進むと思って並び換えると、
急に支払いでもたもたする客が現れて進まなくなり、
再度別の列に並びなおすのだが、そこもイマイチ。
それで、なかなか自分の番が回ってこず、
結局、最初の列が一番早かった、というアレである。
だから、
やっぱり、あっちを選んだ方がよかったかな、
これを買ったのは失敗だったかも、
なんで、あんな人と関わってしまったのだろう、
やっぱり、行かなかったらよかった云々が出てきても、
とりあえず、量子(兄貴)に任せて放っておく。
別に、並んだ列が最悪だった、でも差支えない。
たとえ肉体の自分が喜ばない結果であったとしても、
それが最悪であるかどうかなんて、夢の創造物である
肉体の自分には分かりっこないのだ。
なので、
何が出ても敏腕マネージャーである聖霊を信頼し、
任せたらもう、答えや納得すらも求めない。
自分にできることは、夢の演者ではなく、
夢の目撃者であろうとすることだけだ。