香港さんといっしょ! 奇跡講座(ACIM)と純粋非二元

欲望都市香港で奇跡講座を実践中。今回を最後の生にするための日常を綴っています。

死ねばいいのに



先週の金曜日、上海から香港へ戻ってきた。

もう外へは出たくない、乗り物にも乗りたくない、と、

週末はずっと家で、ワインを飲みながら、ぷっはーっ、

と、テレビを見たり、小説を書いて自堕落に過ごした。


クラウド録画のワイドショーや映画をテキトーに観る。

クラウド録画って本当に便利だと思う。

過去2週間に放送された関東関西の民放各社をはじめ、

BS、CS、専門チャンネルに至る全ての番組が、

自動的に録画され、いつでも何度でも見れる。

映画も、ボタンを押せばあらすじが出てくるし、

コマーシャルだって、早送りで飛ばすことができる。


それで、『君の名は』で有名な新海誠監督の全作品が

WOWOWで公開されていたので、イッキ見した。

おかげで土曜の夜は、新海ワールドにどっぷり浸り、

ベランダから、木々の上に照る月を見ながら、

ノスタルジックな幻想の世界に酔ってみたりした。

それから、ワイドショーでは、座間市のアパートで、

9人の遺体が見つかった事件を連日伝えていた。

中でも、ミヤネ屋で、

犯罪心理学カウンセラーの長谷川氏が言っていた、

「どんな人でも、自分では気づかないだけで、

心の中では人を殺したり、普通にしているんですよ。

しかし実際にやってしまう人はごく稀なんですね。」

というコメントがすごく印象的だった。


〝いかなる種類の苦しみであれ、あなたが苦しむ時、

 あなたは、殺したい、という、

 自分自身の隠された欲求を見ているのである。〟

(奇跡講座テキスト編:第31章 最後の心眼より)


満員電車の中で、隣の人の鞄の端が自分に当たる、

運転していて、突然、別の車に割り込まれる、

職場の上司から自分の仕事をさらっと否定される、

その他にも、約束と違う、サービスが悪い、など、

日常で経験する、不快な出来事の裏には必ず、

〝死ねばいいのに〟と〝殺したい〟が隠されている。

チッ、と舌打ちしたくなるような小さな憎悪の全てに、

この〝みんな死んでくれ!〟が潜んでいる。

しかしみんな〝そんなこと思ってません〟と言う。

自分の中にある〝殺したい〟を、

〝殺される〟に転嫁し、殺すのは相手のほうで、

自分は常に抹殺される側だ、と思っている。

結果、様々な防衛手段を講じて生きることになる。


要するに、何かの場面でイラッとするたび、僕達は、

「死ね、死ね、死ね。」と思っているのだ。


ようくようく、自分の感情を見てみると、

僕達は自分の中にある〝殺したい想い〟を、

外界で起こる小さな事件に投影して

見ていることに気づく。

だから、こうした凄惨な事件を通じて、先ずは、

自分の中にある殺意をちゃんと認める。

その上で、兄弟はみんな無罪であり、

神の子の我々にそんな幻想は必要ない、と、

自分の心の中に幽閉していた兄弟を開放するのだ。


なぜなら、あの一言でイラッときた、

という、他人に向けたそのイラッが、

死ね、と同じものだったら、それは、

自分に向けて死ね、と宣告していることになる。


こうやって、自分の心の中を赦していくにつれ、

外界で起きているように見えているどんな出来事も、

それは自分の心の中で起っている事であり、

兄弟たちは、単に自分の内奥を見せてくれる

〝協力者〟に過ぎないことが解ってくる。