香港さんといっしょ!ー純粋非二元で目醒めを生きるー

欲望都市香港で覚醒した意識で生きることを実践中。今回を最後の生にするための日常を綴っています。

イエスマン


↑ 年末のAPITAで、糖質ゼロのうどんと
  糖質50%オフのカマボコを発見。
  紀文ってエライ!

正月は2日から仕事してる。

しかし、

東京本社が休みなうえ、香港在住の日本人たちも、

こぞって日本へ帰国してしまっている為、

電話もメールもこない、平和な毎日を送っている。

旧正月に海外旅行へ行く中国の人が急増し、

航空券がバカ高くなってしまったことで、

近頃では、旧正月ではなく、

元旦に日本へ帰国する日本人が多くなっている。

というのも、バブリーだった昔は、

駐在員の里帰り費用は、全額会社負担だったので

航空運賃を気にせず日本へお里帰りができたが、

今は経費削減で、LCCでないとダメとか、

半分だけ負担とか、全額自己負担の所も多い。

うちはまだ会社に出してもらえているが、

来週も東京へ出張するので、いまのところは、

そんなに日本が恋しいわけではない。

また、かといって、他の国へ行っても、

中国人大移動の嵐に巻き込まれるだけなので、

大阪の実家か、香港でお籠りか、

正直、どうしようか迷っている。

正月3が日の夜は、今年書こうと意欲を燃やしている

新作小説のプロットを練ったり、映画を見て過ごした。

中でも、WOWOWシネマでやっていた、

《イエスマン〝YES〟は人生のパスワード》という

アメリカ映画が、なかなかコースぽくってよかった。


銀行の貸付係カールは、ひどいネガティブ思考の

持ち主だった。特に半年で離婚してからというもの、

融資の申請には却下を出し続け、友人知人の誘いも

断わるばかり。ついに親友の婚約パーティーまでも

すっぽかした彼は、強引にカリスマ主催者テレンスの

啓発セミナーに参加させられる。

それは、あらゆる選択にイエスと答えることで

人生を変えるというものだった。

全員の前で誓いを立てさせられた彼は、

しぶしぶ“イエスマン"となるが、

実践し始めた途端、事態はさらに悪化してゆく。

しかし、しばらくすると、その最悪の展開から、

奇跡が生まれ始め…、という感じのストーリーだ。


ウィットとユーモアに富んだコメディー映画なのだが、

出演者たちが皆、優しくてかっこいい。

主役の人が「イエス!」と叫ぶたび、そのイエスが、

イエスキリストのイエス、つまりJのことを指している

ように思えて仕方がなかった。


主人公は最初、

表面だけで、〝YES!〟と言っているだけだったが、

やがて、YES と言うその言葉の意味の奥には、

たとえ相手からどんなに悲惨な目に遭わされても、

相手の良い部分を信じて委ね切る、真に信頼する、

という意味が隠されていることに気づいてゆく。

彼はイエスと叫ぶことで自分の心の中を、イエス、

すなわちJで満たしていくようになる。


その結果、

相手の中に眠っていた実相が次々と表層化し、

591件すべての融資案件にYESを出したところ、

回収率が90%となり、彼は重役に昇進する。

これは実話を基に作られた映画らしいが、

実際に自分の日常生活に於いて、

ここまでYESと言えるかどうかは別として、

僕が思ったのは、

人はYES(はい)と言ってもらうために、

他者とコミュニケーションをしているのだ、

ということだ。

はい、と言ってもらうために仕事を頑張り、

そうだ、と言ってもらうために話している。

逆に言えば、人は拒否されることを恐れている。

故に、拒否されると悲しくなり、それが怒りに変わる。

なので、YESということ、他者を肯定することは、

自分を肯定することでもあり、一種の赦しである、

とも思うのだ。


兄弟の中の聖なる部分のみを肯定することで、

自分の神の子の部分を肯定し、結果、世界が変わる。


まあ、何を選択することが最善かなんて、

エゴの自分には絶対に分かりっこないのだから、

ここはもう、YESと言って兄貴に任せるしかない、

ということもよく理解できた。


それでも、来週の東京出張の際、再度、社長から、

「やっぱり日本へ戻ってきなさい!」と言われたら、

兄弟を信頼して「YES!」と言えるか、

まだまだ心がざわつくボクである。