香港さんといっしょ!ー純粋非二元で目醒めを生きるー

欲望都市香港で覚醒した意識で生きることを実践中。今回を最後の生にするための日常を綴っています。

氷上王子



この連休はずっと家でお籠りの生活を続けている。

ジムへ行く以外、外へは出ない。

羽生選手は中国語で〝氷上王子〟と呼ばれ、

こちらでも大々的に報道されている。

そんな羽生選手のストイックさに感化され、

連休中も糖質をほとんど摂らず、

ジムでもガンガンにスクワットをやったので、

今日は太腿とお尻が筋肉痛で歩けないほどである。


家では、昼間からワインやラムを飲みながら、

小説を書いたり、映画を見たりして過ごしている。

もうそれにしても、お籠もりって楽しい。

幸せすぎて怖いくらい。ああ、極楽、極楽…。

今回、お籠もり生活で観た映画の中で、

特に面白かったのが、意外にも、

『ドント・スリープ』というホラー映画だった。


双子の姉妹の妹のべスが、夜眠っている時に、

金縛りに遭い、そこへ現れた〝鬼婆〟という

化け物に身動きができないまま首を絞められ、

このままでは本当に取り殺される、と

姉のケイトに訴えるが、姉は、ただの悪夢よ、と

相手にしなかったが、妹は本当に死んでしまう。

やがて、姉も同じ鬼婆の夢を見るようになり、

睡眠治療師の診察を受けると、それは、

鬼婆症候群というもので、これを治すには、

鬼婆に首を絞められている最中に、なんとか、

その金縛りを解くことが重要だと教えられる。

やがて、この鬼婆をリアルにしているのは、

心の中の罪悪感だ、ということにケイトは気づき、

その罪悪感と向き合い、これは夢で本当ではない、

と、看破することで金縛りを解くことに成功し、

悪夢から目醒める、とまあこんな感じの物語である。

よく、心霊とか、お化けとかが苦手で、

ホラー映画や心霊番組は怖くて見れない、または、

そんなの非科学的だと馬鹿にする人がいるが、

そういう人たちの心の奥にもきっと、

ホラーすぎる怖い部分(化け物化したエゴ)があり、

それを直視することへの恐れの裏返しが、

恐怖や無視という形で顕れているのだと推測する。

また、自分の心の中の一番ダークで汚い部分を、

映画にしたのがホラー映画なので、

「うわっ、エゴってこんななんだ。」

という見方でホラー映画を楽しむのもいい。


まあ、とにかく、自分が生きていると思っている

この現実世界自体がホラー映画だった、

ということに気づかされた一本であった。

あと、『美しき緑の星』というスピ系映画も見た。

〝切断〟という能力で素の自分に戻る、

という映画なのだが、色々な意味でちょっと安易…。

バシャールが好きな人にはおススメかも…。

また、アレクサンダー・マルシャーン著の

『この宇宙は夢なんだ』というマンガ本も読んでいる。

奇跡講座の理論をマンガで解説していて、

加藤三代子氏が翻訳を担当されているので買った。

加藤さんの翻訳は本当に緻密で、

原書よりも分かり易いのではないかと思えるほど、

内容が吟味されている。

重量も内容も、奇跡講座のテキストほど重くはなく、

肩に力を入れずに、気楽な気持ちで、

コースの理論をなぞってゆけるところもよい。

ただ、

日本の高水準な漫画家のイラストに慣れているせいか、

絵のクオリティがちょっと雑すぎる気も…。

そういえば、

アメリカ製のアニメとかもこんな感じだったっけ。