香港さんといっしょ!ー純粋非二元で目醒めを生きるー

欲望都市香港で覚醒した意識で生きることを実践中。今回を最後の生にするための日常を綴っています。

丸ごとの赦し



日本に一時帰国していたとき、

歯のホワイトニングに行った。

実は、奈良ホテルにお籠りする少し前に、

ちょうど、ゴールドジムの隣に歯医者があったので、

予約もせず、ホワイトニングできますかあ、と、

軽い気持ちで診てもらった。


すると、先生から、

ホワイトニングの前に、ちゃんと歯の根元を埋めたり、

虫歯に詰め物をしたり、歯垢を除去しないと、

沁みたり、歯の色がまばらになったりするので、

今日来てすぐやるのは無理だ、と言われた。

特に、治療してある歯の根元は、

脱色しても白くならないため、ホワイトニング完了後、

白くなった歯と同じ色のセラミックを詰めるという。

なので、3-4回は通院する必要があるらしい。

美容院で髪を染めるくらいの軽い気持ちで、

簡単にやってもらえると思っていた僕が甘かった。

それで、来週香港に戻るので、通院はきない、

と言って帰ろうとしたら、

先生から、今日はたまたま予約が少ないので、

3回分の治療を、今日一気に終わらせれば、

数日後にホワイトニングができますよと提案された。

じゃあ、お願いします、と、やってもらうことにした。

結局、予約なしで来た僕の治療は、

先生が他の患者さんを診る合間合間にやるので、

トータルで三時間くらいかかってしまった。

で、その2日後、ホワイトニングを決行した。

ホワイトニングとは、要するに歯の脱色である。

何回も歯に薬品を塗っては乾かし、塗っては乾かし、

を繰り返し、2時間くらいかけて歯を漂白してゆく。

結果は大満足だった。

本当は一週間後くらいにもう一度やると完璧らしいが

数日後には香港に戻ってしまうし、

もう、僕の中では、今回のこの出来事も、

顕れては消えてゆく〝楽しみ〟であり、

それもすでに完結、終了したと感じていたので、

再度、ホワイトニングをすることはないだろう。

歯医者を出たあと、階下のドトールコーヒーで、

しばらくぼーっとしながら、意識を内へ向けていた。

そのとき、「ああ、そうかあ」と、ある事実に気づいた。

以前から、このブログでもお伝えしている通り、

僕の場合、人、組織、状況、肉体、など、

赦せば赦すほど、赦した対象が次々と消えてしまい、

僕の夢の現実からいなくなってしまう。

赦しによって見え方が変わったとか、

単に気にならなくなった、というものではなく、

赦せば赦すほど、本当に赦した人や状況が、

削除されていってしまい、思い出すことさえなくなる。


どうしてこうなるのか、

ずっと不思議に思っていたのだが、

ここへきて、ようやく謎が解けた。

普通、赦しを実践する際、先ず、

相手に投影している自己の罪悪感を認識した後、

そのあると思っている罪悪感の部分のみを、

聖霊兄貴へ委ね、明け渡してゆくのだが、

僕の場合、自分が外へと追いやった他者を、

先ずは、自分から分離した副人格として認識し、

それから、その他者全体をひっくるめて赦し、

彼らごと、聖霊へ丸投げしていた。

そしてこの〝丸ごと〟の赦しによって、

僕の夢の設定から、他者や、組織や、状況が、

次々と削除されていっていたものと思われる。

まあ、削除された先に待っている世界が、

どういったものであるのかは、兄貴のみぞ知る、で、

個の自分には見当もつかない。

でも、いい。

逃げずに、兄貴の自動操縦に委ねることにする。