最近、日本のウイスキーにはまっていて、
ロックやハイボールなどにして飲んでいる。
それにしても日本のウイスキーって、
どうしてこんなに高くなっちゃったんだろう。
山崎の12年ものなんて、もう高すぎて手が出ない。
まだバランタイン16年ものの方が安いくらいだ。
白州の25年ものに至っては、37万円もする。
いったいこんなの誰が飲むんだろう。
中国の富裕層?
というわけで、今週のワイドショーは、
日大悪質タックル問題一色だったが、
ここへ来てようやく、
日大の〝お偉いさんたち〟が顔を出し始めた。
内田監督、ぶち切れ司会者、学長、田中理事長、
それがまた、揃いも揃って威圧的で傲慢なのだ。
謝罪会見にもかかわらず、
素直に謝る、という事がどうしてもできない。
反射的に、乱暴な言葉で居丈高に言い返してしまう。
彼らは皆、おおむね、60歳代後半から70歳代で、
ちょうど、団塊の世代にあたる。
典型的な父権至上主義時代に生きた人たちで、
お父さんが非常に威張っていた時代であり、
妻や子供を精神的に虐げ、服従させてきた世代だ。
まあ、僕の父親は、
キューピーさんのように可愛らしかったので、
あまり父権主義的なものを感じたことはなかったが、
それでも、次々とテレビに出てくる、
こんなにも解かり易い〝威張ったおっさんキャラ〟
を眺めながら、僕の心の中に潜むモンスターを見つめ、
自分の意識が何をやっているのかを認識してゆく。
神(父)の座を奪いたかった自分、
神(父)のように振る舞いたかった自分、
神(父)から罰せられるのではないかという恐怖、
そんな恐れ多いことを企んだ自分への罪悪感、
恐怖から来る防衛のための威嚇、などなど、
ひとり、自暴自棄となって、スピッツのように、
キャンキャン吼えている自分の内面を凝視する。
そして、それはただの間違いであり、
罪でもなんでもなく、訂正すれば済むことなのだ、と、
兄貴に丸ごと明け渡してゆく。
そうやって、横柄で、支配的な、
威張るだけで何の責任も取らない昭和オヤジたち、
という、僕が造りだした多人格の影法師を、
赦し、明け渡し、主人格へと統合する。
「いやあ。自分の中にこういう傲慢な部分はないわ。
むしろこの人達に怒りを感じてるくらいだから。」
と思ったってダメである。
〝汚物〟を自分の中に見たくないがために、
それを外部へ投げつけ、
「私は、こんな下劣な人ではありませーん!
汚いことをやっているのはあの人でーす!」
とやっているだけである。
それを認めて受け入れるのが天国への近道だ。
でも、なんていうか、いままでのように、
ストーリーの中へ入っていけない自分もいる。
なんだか、笑けてくるのだ。
こういった、表面に顕れているキャラが、
ますます薄っぺらく感じられる。
本当にウソだ、と分かっていながら、笑っている。
よく、大和田菜穂さんが、
誰かの質問に答えながら、ゲラゲラ笑っているが、
あの気持ちがよくわかる。
というわけで、今日は土曜日、
昨夜は深夜1時頃に寝て、今日起きたのが午後3時、
トータルで12時間ほど寝ていたことになる。
今週のお籠もり連休のあと、3日働いて、
また土日の休日である。
それでも、未消化の有給休暇がまだ60日もあるし、
代休は3日も残っている。
ブラック企業一掃の社会的雰囲気のお蔭で、
会社からは、休め、休め、と言ってもらえる。
休んでいてもお給料をもらえるなんて、
本当にありがたい限りである。
「定時で帰るなんて、バカかお前は…。」
「少々の熱で休む奴がどこにいる?」
「厳しくするのはお前のためだ。」
など、厳しさに耐え、苦しんでこそ成長する、
みたいな昭和的風潮が次々と光に晒され、
調和や優しさに取って代わられようとしている。
まあ、自分的には、
もう少し早く取って代わられてほしかったが。(笑)
とまあ、そんな感じで、
この週末は、家でウイスキーをちびちび啜りつつ、
映画を見たり、昔のドラマを見たり、書き物をしたり、
という時間を過ごしている。