今日、帰宅途中、いつも乗るバスがなかなか来ないので
適当に、やってきたバスに乗ってみたら、
香港島の東の方まで運ばれて行ってしまった。
香港島はチンチン電車が通る道へ出さえすれば、
まあ、何とかとかなるので、とりあえずバスを降り、
見知らぬ通りをテクテクと歩いた。
知らない路地を歩くのって、
別の次元に迷いこんだようで、なんか楽しい。
マスク率99.99%の香港であるが、僕は最近、
大勢の人が集まる場所以外ではマスクをしない。
息苦しいし、第一、心地よくないことはしたくない。
マスクをする、しない、については賛否があるけれど、
僕の、ごくごくごくごく、個人的意見を言わせてもらえば、
マスクは、他者をウィルスと見なす恐怖の象徴である。
ウィルスがあるから、人と接触しない、のではなく、
人と触れ合いたくない、神と触れ合いたくなんかない、
という人々の意識が、ウィルスとなって顕れている。
👆 ジムのパントリー。相変わらず、人影は皆無 👆
話がそれてしまったが、見知らぬ通りを歩いているうち、
すれ違う人々、店先の花、街灯、車のクラクション、から、
愛してるぅ、という巨大な祝福の波動が押し寄せてきた。
それは、決して概念や精神的なものではなく、
SEXなどで得られるエクスタシーの微小版という感じか。
自分の中に、ずっとさざ波のような悦楽が流れている。
こうなるともう、世界がハートに凌駕され、
見るものすべてが神一色となる。
これは、神がここに在ることを、
〝信じている〟のではなく〝知っている〟状態である。
そして、
知ってしまったら最後、神以外は信じられなくなる。
だから、僕はもう、ウィルスを完全に信じていないし、
それらに恐怖してちょちょ舞う人たちも信じない。
なぜなら、
神でないものは存在しない、と知っているから…。