👆 香港名物のラーメン〝車仔麺〟
自分でトッピングを選べる
今回は、羊肉と餃子と大根とつくねを選ぶ
というわけで、香港から戻ってきた。
で、戻ってきたその日から、ずっと爆睡していた。
深夜2時くらいに寝て、途中トイレへ行きつつ、
そのまま、夕方の午後6時くらいまで寝ていた。
残っていた冷凍餃子を食べたあと、また眠くなり、
午後9時くらいから、あくる朝の7時まで寝た。
眠くて、眠くて、体が動かず、夢すら見ない感じだった。
でもまあ、何らかの理由で眠る必要があるのだろう、
と、そのまま寝るに任せていた。
ああ、気持ちよかった!
そんな、夢うつつの中で、
香港の占い師さんに言われたことを思い出していた。
僕は昔から、二つの岐路に迷うことが多くて、
今回も、9月から香港大学で教えないか、と言われ、
日本にいるか、香港へ戻るか、で迷いまくったりする。
どちらも同じくらい魅力的に思えて決められないのだ。
そのことを占い師に相談したら(前々回の記事参照)
「みんな、正しい選択をすることばかり考えますが、
それはなぜかと言うと、選択を間違えば、
自分がダメになる、と思ってるからなんです。
つまり、選んだ先の状況によって、自分が、
よくなったり悪くなったりすると考えているんです。
しかし、これまで色んな経験をしてきた〝自分〟は
どこへ行っても変わらずここにいて、その自分が、
香港にいるか、日本にいるか、ただその違いだけで、
それだけなんですよ。場所は関係ないんです」
と、彼は言った。
たとえ、その選択が失敗だったように思えたとしても、
〝どこへ行っても変わらない自分〟の自覚のまま、
そこに存在していれば、
やがて、状況の方が変化してゆくのだ、と…。
要するに、選択した状況によって自分が変わる
(または、自分を変える)のではなく、
変わらない自分でいることで状況の方が変わる、
というのだ。
👆 チンチン電車
占い師さんが言う〝どこへ行っても変わらない自分〟
とは、紛れもなく、兄貴のことを指している、と思った。
たとえ、個の〝自分〟がどこにいても、
変わらない兄貴と共に在る自覚があれば、
人や、空気や、机や、本や、食べ物、が兄貴になる。
だから安心して、兄貴と一緒に、夢の中の全てを、
夢として見とめ、聞きとめてゆけばいい、と…。