通勤時の人混みを避ける為、10時出勤を続けている。
あまりにマスクが息苦しいので、口だけを覆い、
鼻は露出させたまま街を歩いている。
僕はあまりマスクの有効性を信じてなくて、
それよりも、手洗いやうがいをきちんとする。
在宅勤務も許可されているのだが、家で仕事をすると、
プライベートも、仕事も、どっちつかずとなり、結局、
中途半端に家で悶々とすることになるので、
それなら、出勤している方が全然いい。
新型肺炎に関しては、日本人の死亡者が出るなど、
日本でも感染が広まりつつあるようだが、今日、
日本の外務省から、中国在住の日本人に対して、
早期の一時帰国を検討するよう勧告があった。
まだ自由に出国できるうちに、ということらしい。
中国は(香港もすでに中国なのだが)一党独裁のため
審議など無しに、即行で全空港を閉鎖できてしまう。
それは、香港在住の日本人も人ごとではない。
僕はまだ、一時帰国なんて大げさな、と考えているが、
家族のいる人などは、やはり心配だろうなあ、と思う。
とまあ、そんな外界の状況とは裏腹に、愛は溢れる。
今日、会社の所得税申告のための税金計算書が、
会計事務所から出てきたので、そのチェックをした。
一つ一つの項目を、財務諸表の数字と照らし合わせ、
差異が出たり、計算式が解からなかったりするたび、
会計士に電話をして確認してゆく作業はもう、
チョー面倒で骨の折れる仕事だった。
き、き、きぃーっ、と体内に虫が湧きそうになりながら、
数字と睨めっこしているうち、なぜか突然、
自分は神に愛されている、という想念に襲われた。
それはもう、どんなことがあっても完璧に愛されていて、
そして、その愛は、
兄弟や、仕事や、出来事を通して顕現されてくる。
そこへ思いが至った途端、
計算書の数字や、会計士さんや、会社の同僚たちが、
全て自分の味方であり、神の愛の化身のように見え、
感動で涙がこみあげてきた。
ここは神の中で、自分も神の一部であるのなら、
夢の現実の中に在ってさえも、
やはり霊である自分は、神の愛に100%守られている。
そして、僕がピンチに陥っている夢をみている時も、
神の愛の助けは、兄弟たちを通してやってくる。
僕は、神、すなわち兄弟達によって助けられていたのだ。
たとえ、兄弟が怒っていても、攻撃していたとしても、
そんなの実存とは全く関係なく、常に自分は、
彼らにサポートされ愛されている。
この事実を知った状態でこの夢の現実を生きることは、
僕をとても平安な気持ちにしてくれる。
なぜなら、兄弟は、自分を責める存在ではなく、
自分を愛し、助けてくれる存在となるからだ。
この税金計算書の内容をちゃんと把握しておかないと、
社長から説明を求められたときにちゃんと答えられないと
自分は攻撃され、無価値な人間だと思われてしまう、
という恐怖からではなく、
今、この瞬間、共に在る兄弟や状況に抵抗せずにいれば
自然と、税金計算書が神であり愛だった、となる。
というわけで、
会社が神の住処(天国?)になっちゃった。