今日は、珍しく、他の二人が出払っているため、
僕一人、午後からオフィスでお留守番である。
うちは6月決算で、7月からが新年度となるため、
来期の予算策定のフォーマットを作って過ごした。
毎朝9時に出勤し、デスクで仕事をして、6時に帰る。
こういう生活って、なんかすごくいい感じ。
少人数なのと、日本の様にデスクが向かい合っておらず
パーテーションで完全に仕切られているので、
自分の空間が確保できて、気持ちよく過ごせる。
今夜はどこで何食べよう、とか、あの店に寄ってみよう、
といったことを考えながらパソコンを打つ。
あと一カ月くらいは出張にも行けないだろうから、
この〝いい感じ〟を思い切り満喫するつもりである。
話は変わって、
娘(または息子)に、反抗的な態度を取られムカッと来た、
パートナー(妻/夫)に、邪険に扱われ、傷ついた、
上司から間違いを指摘されないかといつもテンパる、
なんであいつばっかり、と嫉妬の炎がメラメラメラ、
あの人、年下なのに何でタメ口なんだ、でイラっ、
えーと、他に何があるかな、思いつかないや…(笑)。
これ、全部、神への逆恨みだ、とある日気づいた。
なんで素直に自分を受け容れてくれないんだ、
なんで俺をそんなに邪魔者扱いするんだ、
なんでいつも私のあら探しばかりするのよ、
なんでアイツばかり贔屓して、自分を無視するんだ、
なんでいつもそんなに〝上から〟なの?、と、
本当は、神に逆恨みをしているのだが、
そんなこと、直接、神に向かっては怖すぎて言えない。
だから、今度は、神の代わりに兄弟を逆恨みすることで、
心の中の神に対するうっぷんを晴らしていたのだ。
例えば、、外ではとても温厚でいい人なのに、
家へ帰ると、家族に暴力を振るっている旦那とか、
いつも家庭や職場で抑圧されている人が、
店員さんのほんの些細な不手際にぶち切れまくる、
といったニュースをよく耳にするが、
実際に僕たちもこれと同じ、
Aに対する恨みをBで晴らす、みたいな行為を、
日常的に、神や兄弟に対してやっている。
こんな逆恨みモードに入った時、僕はいつも、
ああ、自分は赦したいために怒っているんだな、と思う。
相手に罪を認めさせることで、在ると思い込んでいる
自分の心の中の罪悪感を赦したいと思っている。
なので、
自分が理不尽な扱いを受けていると感じた時、ただ、
本当に赦したいのは自分だった、ということを思い出す。
それが、神を思い出す、ことだと思っている。
そういえば、
直接、神を感じるようになった去年の夏以来、
こういった〝逆恨み現象〟がほとんど無くなった。
そういう意味で、僕の反抗期も終盤を迎えつつある。