今日、トレーナーとの筋トレセッションの帰りに、
映画 『鬼滅の刃 無限列車編』 を観て来た。
吹き替えなしの日本語で上映され、
代わりに、広東語の字幕が付いていた。
しかし、
日本での人気とは裏腹に観客はまばらだった。
僕はと言えば、最近お伝えしているように、
愛に敏感になっている意識状態で観たからだろうか
もう始まった直後から、目頭がうるうるしていた。
この映画、
幸せな夢、意識の核、鬼(自我)、無限の場所、
と、コース兄弟を惹きつけるワードが満載で
実際この映画は、自我と意識、そして、
人間が見る夢のカラクリを描いた物語である。
鬼(自我)は、僕達に夢を見続けさせることで、
エネルギーを得て生きながらえている。
そのため、
僕たちを絶対に目醒めさせてはならないのだ。
ただ、夜が明け、太陽の光に照らされた瞬間、
さっきまであんなに強くて、絶対に死なず、
人間をさんざん痛めつけていた鬼(自我)が、
コソ泥のように逃げていくのには笑ってしまった。
それから、夢から脱出するには、
今見ている夢がどんなに幸せなものであっても、
夢を見ていることに気づいて、これはウソだ、と、
看破して、そこから去ってゆくことが大切である、
と物語は伝えていた。
最初は、色んなキャラの鬼と人間が出て来て、
どんどんぱちぱちやる物語かな、と思いながら、
アニオタの香港人の友人に誘われるまま、
見に行ったのだが、意識の事が語られていて、
最後はやはり、号泣してしまった。
多分、この映画がこんなにもヒットしているのは、
決して表面のストーリ的なものだけではなく、
きっと、人々の無意識を揺さぶる何かがある
のだと思う。
一緒に見に行った香港人アニオタの友人は、
感動のあまり、もう一回観る、と言いだした。
今から見る、と言うのでさすがに止めたが、
名ぜりふがたくさん出て来たので、
ぜひ僕も日を改め、
もう一度観に行きたいと思っている。
あ、そうそう。
もうひとつ、心に残ったシーンがあって、
それは呼吸についてのシーンだ。
呼吸のリズムを整え、それに集中することで、
破損した血管を修復するのだが、
僕も最近、背後の無限の全体に戻る際に、
呼吸ってすごく大事だと感じ始めていたので、
ああ、やっぱり、と思いながら観ていた。
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『鬼滅の刃』は原作が漫画本で、
テレビアニメにもなっている。
登場人物も、本来はもっと多いらしいが、
映画に出てきたのは、
主要キャラの5人だけだったことが、
逆にすごくシンプルにメッセージが伝わり、
却ってよかったように思う。
だから僕は、
この映画だけでお腹いっぱいかな?
というわけで、
とっても優しい愛を味わった日曜日であった。